おんせん県ツアー最終日・中津の唐揚げと福岡市内観光とヤリイカ活き造り。 | ほしちゃんの日記。

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最終日の朝。
「亀の井ホテル別府」の朝食バイキング。
もう胃が「ご馳走の食べ疲れ」で、必要最低限の野菜と「りゅうきゅう丼」と地獄蒸し以外無理、と云っている(笑)。

さて午前のアクティビティ。
別府は地獄めぐりも昔やったし、特にする事もなかったので宮崎・高千穂あたりまで足を伸ばそうか、とも考えたのだが、ローカルニュウスで見た高千穂の台風被害を知って断念。
川沿いの遊歩道も被害を受け、ボート遊びなども再開のメドは立っていないと。

それならば、最も贅沢な事をしよう、と。
旅で最も贅沢な事とは何か?
それは究極的には「何もしない事」。
チェックアウトぎりぎりまで、部屋で読書と洒落込んだ。
ワケあって「不毛地帯」全5巻を読破した事で、このトシで山崎豊子にハマってしまったので「白い巨塔」を(笑)。
2巻の前半、ちょうど財前五郎が教授に上がるかどうかの選挙のドロドロだ(笑)。

午前の観光は放棄した事で、お昼は中津市内で本場の唐揚げを、と相成った。
やって来たのは、こちらの「チキンハウス」。
なんとたったの600円で、限定30食の「鶏もも唐揚げ定食」をいただけた。
しっかり下味のついた国産鶏の揚げたて…
そりゃ、ウマくないはずがない。

博多駅前でクルマを返却するまで、数時間ある。
来た事のない「海の中道海浜公園」に来てみたのだが…
…休園日だった(泣)。
言うといてくれよ…

仕方がないので、せっかく志賀島の近所まで来たのだからとホンモノの金印を観に、福岡市博物館へ。
こちらが、ホンモノの金印。
福岡市博物館は大層面白く、たった200円で充分楽しめた。
いかに福岡が大陸との交流が盛んだったがよくわかる。

クルマを返却したあと新幹線まではまだ時間があるので、筑紫口の居酒屋「さかな市場」でヤリイカの活き造りを。
4年前、長崎に行った時には同じように博多駅前でクルマを借り、佐賀・呼子でイカ活き造りを食べたのだがそのウマさに感動し、また是非行きたかったのだが今回は大分がメインなのでコースロスが大きく断念。
駅前でイカ活き造りの食べられる店を調べておいて正解だった。

19:30、のぞみ270号の車中の人となる。
今回は阪急交通社の
「往復のぞみ、久住・由布院・別府泊(由布院のみ夕食も付き)、レンタカー付き55,000円」
という爆安フリープランに乗っかり、せっかくなので久住と別府も追加料金にて夕食付きにしてもらって65,000円ほどで済んだのだが、まずは台風10号のせいで旅そのものが危ぶまれただけに、無事来られた事に感謝したい。
宿は3泊ともバラエティに富み、昼食も野菜定食・豚炒め定食・太刀魚重・唐揚げ定食と徹底的に地産地消にこだわった、我ながらグッチョイスだった。
反面、観光が思い通りに進んだのは阿蘇だけで特に耶馬渓や国東半島は台風の爪痕も生々しく、ほとんどこなせなかったが相手は自然なので仕方がない。
旅をやめると地元におカネが落ちないので、復旧作業など地元の皆さんの邪魔にならぬよう旅し、わずかでも経済を回す事しか我々には出来ない。
その意味で、今回はいつもの夏旅以上に満足と学びが多かったような気がするのであった…