久しぶりに、学研都市線・放出(はなてん)駅前に来た。
前から気になっていた、ここ。
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駅前にそびえ立つ、どう見ても耐震的にヤバそうな古めかしいビル「レストラン赤坂」。
サンプルメニュウも、かなりレトロ。
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但し、価格はレトロではなくイマドキ。
ランチセットは、こんなん。
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意を決して、飛び込んで見る。
飛び込むや否や、その古さはネタとしか思えぬほど。
店内は、こんなん。
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うまく言えないが、例えば70年代の再現ドラマを撮りたがっている人がいればロケハンに連れてきてあげたいレベルだ。
私の座った位置からは、こんな上階の宴会場へとつながる階段にアタマを打つな、とこんな表示が。
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単に古いだけではなく、構造そのものが不思議だ。
あらためて、メニュウをチェック。
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ここは、基本のハンバーグと海老フライの「Bランチ」にしてみる。
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まだ日は高いが、私は3時起きで仕事をしており、もうこの時間は終業している。
しごおわの儀式として、まず生ビールを。
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ものの3口ほどでなくなる(笑)。
Bランチ千円、着丼。
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最初の違和感。汁物がない。
味噌汁でもスープでよいが、何かほしいところ。
せっかくなので、メインディッシュをアップで。
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写真にはあった櫛形切りトマトもポテサラもなく、損した気分。
大阪で「見本よりショボい」なんてあり得ない。
早速、いただいてみる。
海老フライは結構大きくて長く、カラリと揚がっており食べごたえがあるがタルタルソースがいけない。
味がよくわからず、卵の風味もなくタルタルソースとは呼べない代物で、せっかくの立派な海老フライを殺してしまっている。
これなら、普通のマヨネーズの方がまだ良い。
ハンバーグはナツメグの効いた、いかにも手作り感があって歯ごたえもしっかりあり良い。
イマドキのハンバーグを食べたければ、すぐ隣の「ガスト」へ行けばよい。ここは70年代の店と味なのだから。
ビールを飲んだ後だけに、それほどボリウムがなくても満足するだろうと思っていたのだが完食後もそれほど満腹にはならず。
全体の価格だけはしっかり2024年にアップデートされているが、味やボリウム、ハッキリ云えばお得感のなさなどは70年代のままなのだろうか。
周りに飲食店、とりわけ専門的な洋食を提供する店がなかった時代はこれでもよかったのだろうが、今は前述のガストをはじめ多くの店があり、今日びはネットのクチコミを参考に来店する人も多い。
ネタ的な古さしか、この店にウリはないのだろうか?とこのBランチからは窺えるのである…