双子座24度（双子座23度0分〜23度59分）
（日本語訳）
双子座24度 氷の上でスケートをする子供たち
これは、経験において危険が常に差し迫っていること、そして物事の複雑さをそのまま維持したり秩序づけたりすることに失敗すると、常に自己に危険が及ぶことの象徴である。
この象徴が暗に意味しているのは、個人の能力と技術をさらに磨くための基礎としての、（すでに）確立された現実の価値である。自己表現に成功した満足感は、常にさらなる達成へのダイナミックな原動力であり続けなければならず、決して静かな落ち着きや、そのままの自己への屈服となってはならない。
キーワードは「FUN（楽しみ）」である。
プラスの場合、自己発見の機会が無限に多様になりうる道筋において、魂を満足させる試みを行う。（＝自己発見につながるような行為をする機会がいくらでもある状況において、その機会を活かして心の底から(=魂のレベルで)満足するような事を（積極的に）しようとする向上心がある。）
プラスの場合、自己発見の機会が無限に多様になりうる道筋において、魂を満足させる試みを行う。（＝自己発見につながるような行為をする機会がいくらでもある状況において、その機会を活かして心の底から(=魂のレベルで)満足するような事を（積極的に）しようとする向上心がある。）
マイナス場合、一瞬の興奮のために生きる傾向がある。
原文
GEMINI 24 Children skating on ice
This is a symbol of the persisting imminence of adventure in experience, and of the constant danger to self in failing to sustain or order the complex of things as they are. Implicit in the symbolism is the value of an established reality as a foundation for further refinement of personal capacity and skill. The satisfaction of a successful self-expression always must remain a dynamic impetus to further achievement, and so never become a static aplomb or a surrender to self as it stands. The keyword is FUN.
When positive, the degree is soul-satisfying experiment in the infinitely varying channels of possible self-discovery, and when negative, a tendency to live for momentary excitement.
（出典：Marc Edmund Jones “ SABIAN SYMBOLS IN ASTROLOGY）
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双子座24度 氷の上でスケートをする子供
自分が一番したいことだけに取り組み、それ以外は成り行きにまかせて放置するという、活力の効率化をうまく実現することのできる人です。否定的な条件も逆手に取る能力があり、他の人には想像もつかないようなアイデアを考案します。
生活の中の優先順位の整理によって、ストレスから解放された双子座23度の次のプロセスは、意識活動の中でオートマティックにする部分と、意識的に取り組むべき部分のはっきりとした区分けを決めることです。たとえば、夫が仕事でたいへんな時に、家でトラブルが頻発して奥さんがしょっちゅう相談事を持ちかけると、夫は処理不能でパニックになります。このような時には、夫婦が分担して処理に当たらなくてはなりません。
意識的に取り組むべき部分と、任せてしまう部分とをはっきりさせれば、人はもっと力を発揮できるのです。23度で大切なものとそうでないものを分類した時、大切なものには意識的な努力をはらい、それ以外には少し手抜きするという整理はどうしても必要です。しかし行き過ぎると、それは生き方を鋳型にはめこみ、やがては不注意で無気力な人となる心配もあります。
”氷の上でスケートをする子供” は氷が硬いという前提があるからこそ、その上で遊ぶことができます。硬化したものと、柔らかいものの対比イメージがここでは表現されているのです。
古代からの哲学では、振動密度の高いものは物質密度が低く、振動密度の低いものは物質密度が高いとして、神から物質までの複数の階層をもつ宇宙構造を提示していますが、わたしたちの生活は、振動密度が低く、物質密度の高い、オートマティックで硬化した意識である物質に支えられて成り立っているのです。
さて、双子座21度からの流れは、双子座らしい知性的な発展を作り出すその姿勢の推移を物語っています。なんでもかんでも一人で取り組もうとした人が、やがては無理のない効率的な働きかたができるように調整してゆくのです。それは自分の限界を見極めて、一番いい活動をしようという工夫でもあるのです。
進行天体がこの位置にある時
なんでもかんでも自分でやろうとせず、できそうにないものは人に任せ、自分がしたいことに思い切り専念できる状況にしましょう。そうすれば、のびのびと実力を発揮できます。自分のやっていることが小さなことのように見えてきますが、しかし一人でできることには限界はあるものです。無理せず、欲張らず、大切なことに時間を割くべきです。身近な人から「手抜きだ」と言われることもありますが、その指摘には乗らないことです。
（出典：『愛蔵版 サビアン占星術』松村潔）
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出典はこちら↓
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https://www.amazon.co.jp/愛蔵版-サビアン占星術-エルブックス・シリーズ-松村潔/dp/4651201091