双子座22度（双子座21度0分〜21度59分）
（日本語訳）
双子座22度 納屋の踊り
※ このシンボルは原文では “A barn dance”となっている。barn danceとは、伝統音楽や民族音楽に合わせた昔ながらの民族舞踊（イギリスのカントリーダンス）のことで、しばしば納屋で行われるようなもの。あるいは、そのダンスパーティーのこと。
これは、共同体全体の、確立された活動あるいは通常の活動を通じての完全な自己実現の象徴であり、人間社会を構成する分業に可能な限り広く参加することによる自己の完成の象徴でもある。
（この度数の人にとっての）豊かな暮らしは、日常的な可能性を奔放に分かち合い、個人と個人の間で、最大限の幸福な分かち合い（ギブ・アンド・テイク）を行うことから生まれる。
※ このシンボルは原文では “A barn dance”となっている。barn danceとは、伝統音楽や民族音楽に合わせた昔ながらの民族舞踊（イギリスのカントリーダンス）のことで、しばしば納屋で行われるようなもの。あるいは、そのダンスパーティーのこと。
これは、共同体全体の、確立された活動あるいは通常の活動を通じての完全な自己実現の象徴であり、人間社会を構成する分業に可能な限り広く参加することによる自己の完成の象徴でもある。
（この度数の人にとっての）豊かな暮らしは、日常的な可能性を奔放に分かち合い、個人と個人の間で、最大限の幸福な分かち合い（ギブ・アンド・テイク）を行うことから生まれる。
キーワードは「gregariousness（社交性）」である。
プラスの場合、わずかな自己保身もすることなく、大きな、やりがいのある経験に飛び込む能力がある。
マイナスの場合、自己満足のために表面的なものに依存し、また、自己満足のために些細なことで（他者から）甘やかされることに依存する。
マイナスの場合、自己満足のために表面的なものに依存し、また、自己満足のために些細なことで（他者から）甘やかされることに依存する。
原文
GEMINI 22 A barn dance
This is a symbol of complete self-fulfillment through the established or normal activities of the community at large, and of a consummation of self by the broadest possible participation in the divisions of labor which constitute a human society. Richness of living comes from an uninhibited sharing of everyday potentialities, together with a maximum of happy give-and-take between any one individual and any other. The keyword is GREGARIOUSNESS. When positive, the degree is an ability to plunge into major and rewarding experiences without the least self-reservation, and when negative, a dependence on superficialities for self-satisfaction and on petty indulgences for self-assurance.
（出典：Marc Edmund Jones “ SABIAN SYMBOLS IN ASTROLOGY）
...........................................................................................
双子座22度 田舎踊り
この度数の人は、忙しい活動の場に身を置くことが多いのですが、同時に自分をリラックスさせる道も探し、なんとか活動と休止のバランスを取ろうとします。のんびりした環境の中にいても、こまねずみのように働くことが多いでしょう。
双子座21度が知性の処理能力の限界まで挑戦する、いわばパソコンのCPUのクロックアップだとしたら、22度は、その反動として神経の興奮をクールダウンする方向に向かうようなシンボルです。22度が「田舎踊り」ならば、21度は「都会踊り」です。仕事を限界までし続けている人たちは、疲れた頃になると決まって田舎に家を買って引退すると言い始めます。誰もかれもが判で押したようなことを言うのは不思議ですが、サビアンシンボルの流れで言えば、21度で仕事をしすぎた人は22度で「田舎」に行こうとするのです。
21度と22度の対比は、交感神経と副交感神経の違いのようなものですが、たとえば太陽暦と太陰暦の対比で語ることもできるかもしれません。こんにち使われている太陽暦はグレゴリオ暦で、これは天体運動も生体の自然なサイクルも無視した暦です。たいてい忙しい仕事のサイクルはこのグレゴリオ暦に従って運営されます。しかし身体はあいかわらず古代から太陰暦的なリズムで生きていることが多く、人工的なグレゴリオ暦と自然体の太陰暦はタイミングがずれすぎていて両立させることが難しいのです。したがって21度の都会暮らしと、22度の田舎暮らしの双方をスムーズに行き来できる人は少なく、この間には大きな溝があり、一つを選べば一つを捨てなくてはならないという二者択一的にならざるを得ないのではないでしょうか。
進行天体がこの位置にある時
無理をしても意味がないと感じるようになる時期です。自分に必要な仕事だけ残して、後は整理し、自分の生活の中にのんびり楽しむ余裕をと考えます。このような時には旅行したりするのもいいでしょう。ニューヨークなどという忙しい場ではなく、プーケット島など、時間が間延びしているような場所の方が好適です。そこで、リラックスした時間を過ごせば、心身ともにリフレッシュします。
（出典：『愛蔵版 サビアン占星術』松村潔）
...........................................................................................
出典はこちら↓
https://www.amazon.co.jp/Sabian-Symbols-Astrology-Symbol-Explained/dp/094335840X
https://www.amazon.co.jp/愛蔵版-サビアン占星術-エルブックス・シリーズ-松村潔/dp/4651201091