牡牛座26度（牡牛座25度0分〜25度59分）
（日本語訳）
牡牛座26度 恋人にセレナーデを歌うスペイン人
これは、人間の無限の自己を確立する能力を象徴しており、望むものすべてをすぐに身近に見つけることができる、理想的な側面が強調されるような力も象徴している。
（この度数の人の場合、）現実は、個人が（何かを）発見し、（それを）私物化することの最終的な結果として（経験されるもの）ではなく、その（人の生きる世界の）全体的な有効性に寄与するような、あらゆる最も小さい（身近な）要素の産物として経験される。（＝この度数の人にとっての “現実” とは、自分の持つ能力や特技などを活かしながら豊かにしていくような、身近な経験のことである。）
生活の詩(うた)と願望の音楽(うた)は、真の自己実現にとっての決定的な試金石（基準）となる。
（＝生活や願望にどのような彩(いろど)りを与えるかは、自己実現のしかたを示す指標になる。）
（この度数の人の場合、）現実は、個人が（何かを）発見し、（それを）私物化することの最終的な結果として（経験されるもの）ではなく、その（人の生きる世界の）全体的な有効性に寄与するような、あらゆる最も小さい（身近な）要素の産物として経験される。（＝この度数の人にとっての “現実” とは、自分の持つ能力や特技などを活かしながら豊かにしていくような、身近な経験のことである。）
生活の詩(うた)と願望の音楽(うた)は、真の自己実現にとっての決定的な試金石（基準）となる。
（＝生活や願望にどのような彩(いろど)りを与えるかは、自己実現のしかたを示す指標になる。）
キーワードは「constancy（恒常性、不変）」である。
プラスの場合、人間の意志が、魂の琴線に触れる経験をさせる方に（その人自身を）連れていくことによる継続的な安心感がある。
マイナスの場合、空虚な甘言（＝おだて）によって人生をコントロールしようとする無益な試みをする。
マイナスの場合、空虚な甘言（＝おだて）によって人生をコントロールしようとする無益な試みをする。
原文
TAURUS 26 A Spaniard serenading his senorita
This is a symbol of man's unlimited capacity for self-establishment and for finding everything he desires immediately at hand, as here given emphasis on the ideal side. Reality is seen as the product of every least element the individual contributes to its overall effectiveness, rather than as the end result of whatever he may discover and pre-empt for himself privately. A poetry of living and a music of desire become the final touchstones for a true self-fulfillment. The keyword is CONSTANCY. When positive, the degree is the continual reassurance by which the will of man coaxes the depths of his soul into his experience, and when negative, futile attempts to control life by empty blandishment.
（出典：Marc Edmund Jones “ SABIAN SYMBOLS IN ASTROLOGY）
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牡牛座26度 恋人にセレナーデを歌うスペイン人
この度数の人は、自分の才能や持ち物を使って、他者とのコミニケーションを取ろうとします。メッセージを作品や持ち物に託すので、シャイな人かもしれませんが、楽しい関係を築くことができます。
牡牛座の第6グループは、次のサインである双子座を意識しています。
双子座は外部に関心を持つサインで、このシンボルでは「セレナーデを歌う」という部分が牡牛座の能力で、「恋人」にアピールするためにそれを使うという部分がこの双子座の要素となります。自分の才能や持ち物が相手にアピールする時の有利な道具となることを十分に知っているのです。
つまり、牡牛座の力を使って双子座的な領域に関心を抱くというのがこのシンボルのスタンスで、それは牡牛座的な小窓から双子座を覗いているだけの、まだ双子座の中に投げ出されていない状態と言えるでしょう。
それはすでにある程度、自分の牡牛座的な資質を客観化できている段階です。自分の牡牛座的能力は他者にとって十分に魅力的だと自覚しているのです。そのために、自分の特技を使って、外との関係や対人関係を上手にこなそうとします。
もう牡牛座の能力を新たに開発する段階ではありません。むしろその利用法を考えていて、とりあえずはこの26度で、個人的な欲望や夢を満たすために、文化の生産物あるいは自分の才能などを利用するということからスタートするのです。これを商売にしようという姿勢は次の27度で出てきますが、今の段階では、まだアピールは私的な範囲にとどまります。
いかにアピール力を強めるかは工夫する必要があるので、うまく見せるという演出力に強い関心が出てくるでしょう。要領がよい人が多いはずで、公的な機関などもうまく利用できる人たちでしょう。
進行天体がこの位置にある時
世渡りするための能力が自分に予想外にあることに気がつきます。あまりにも身近過ぎて、これまでさほど価値を感じていなかった趣味も、他人から見ると、まるで宝物。改めて自分の持てるものを観察してみると、役立ちそうなものがあります。最初は身近なところから、だんだんと広げてゆき、この自分の持っている特技を通じて、外への接点を確立すると、そこに予想外の喜びがもたらされます。
（出典：『愛蔵版 サビアン占星術』松村潔）
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出典はこちら↓
https://www.amazon.co.jp/Sabian-Symbols-Astrology-Symbol-Explained/dp/094335840X
https://www.amazon.co.jp/愛蔵版-サビアン占星術-エルブックス・シリーズ-松村潔/dp/4651201091