牡牛座11度(牡牛座10度0分〜10度59分)

(日本語訳)

牡牛座11度 花に水を撒く女性


これは、創造的な力を絶え間なく目に見える形で現わそうとする魂の決意と、生活のあらゆる潜在性に自らを注ぎ込もうとする熱意の象徴である。

ここでは、人間と自然との間に容易でやりがいのあるパートナーシップがあり、自然の豊かさがその人の内にある寛大な精神と一致する傾向があるその人は(その人の生きる)世界の幸福に責任を感じており、その人の関心に対する報酬は非常に大きい。

キーワードは「care(ケア)」だ。

プラスの場合、自分自身の充足のために、周囲のすべてのことを、長続きする有機的なものへと変換することによって、高度の管理や保全の責任を果たす

マイナスの場合、表面的な満足(感を得ること)と、軽薄な関心事を放浪することに(時間や金などを)浪費する
TAURUS 11
A woman sprinkling flowers 
This is a symbol of the soul's determination to give constant and tangible manifestation of its creative powers, and of its eagerness to pour itself into every potentiality of living. There is here an easy and rewarding partnership between man and nature, so that a natural profusion tends to match his inner generosity of spirit.
He feels responsible for the welfare of his world, and its rewards for his interest are very great. The keyword is CARE.
When positive, the degree is the high stewardship by which man builds everything around him into an enduring organism for his own fulfillment, and when negative, superficial satisfactions and a wasteful truckling to petty concerns.

(出典:Marc Edmund Jones “ SABIAN SYMBOLS IN ASTROLOGY)


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牡牛座11度 花に水をやる女


自分の内面的な幸福や美意識を洗練させることに時間を使います。結果的にセンスが発達してよい趣味を持つことができます。自分のことに時間を使うことには満足感があります。あまり人のことにはかまいたくない人です。


 牡牛座9度の「クリスマスツリーの飾られた家」は、自分の安全と幸せを確保するための最低限の砦でした。防衛という機能は十分に果たせたのですが、この11度では少しばかり欲張りな気持ちが生まれます。広い庭を作り、そこを綺麗にガーデニングしてみたくなるのです。
 前提として10度の「赤十字」の仕事で立派に職務を果たしているし、人に文句を言われる筋合いはない、自分の可能性をもっと大きく広げてみたいという願望が生まれたとたん、園芸誌を買い込んで庭に植える花の夢を広げます。でも、自分の庭を美しくするという試みは、まだささやかなもので、ごくごく個人的で小さな範囲にとどまっています
 この度数では、贅沢さや美意識を追求することがテーマになってきます。そもそも牡牛座は支配星が美と贅沢の金星ですが、同じく金星を支配星とする天秤座とは違って、他者との洗練された人間関係ということにはさほど興味は抱きません。音楽、絵画、芸術、洋服、美容、健康、これら個人の手元の範囲で感性を豊かにすることに興味が強いのです。

 第3グループは奇数なので、第2グループのような内向きの防衛ではなく、可能性の拡大などに力が向けられて行くでしょう。

​ 進行天体がこの位置にある時


 自分のことに時間を使いたくなります。周囲のことには無関心になりがちで、内面から実感として感じる楽しみや快適さに重きを置きたくなるでしょう。芸術や音楽に親しんだり、インテリアに熱中したりする時間が増えます。洋服を工夫してもいいかもしれません。個人としての充実感を求めてゆく生活は、ストレスが減少するので、とてもよいことかもしれません。ただ自分の思いに溺れすぎになることには要注意。


(出典:『愛蔵版 サビアン占星術』松村潔)

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出典はこちら↓


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