冬の寒い朝のことを思い出す | 紫源二の啓示版

冬の寒い朝のことを思い出す

最近よく、子供のころのことを思い出す。
たぶん幼稚園にも入っていないころのことだ。

寒い冬の朝。
起きると母親が私の服を着替えさせてくれた。
私はひとりで服を着ることもできなかった。

とても寒くて、パジャマを脱がされるのが嫌だった。
それから、下着の上からもう一枚着ると、下着の袖がめくれ上がって気持ちが悪い。
そんなやり方をする母を憎んだが、必ず後から、めくれ上がった下着のそでを引っ張って、直してくれた。

母はすぐに石油ストーブに火をつけた。

寒い冬の朝。
毎日同じように、私は母親に着替えさせられるのを憎んだ。