死神 | 紫源二の啓示版

 死神


 
 
やはり
 
世界は終わった
 
簡単だ
 
道路に突っ込み、バイクにぶつかり、頭がい骨を砕いた
 
まだ生きている
 
でももう、時間の問題
 
轢いた人の方がかわいそう
  
The end of one of them

その他大勢のありふれた、つまらない世界が
 
一つ終わろうとしている
 
その一つの命
 
責任を感じる必要はある/ない?
 
僕は正直、ないと思う
 
自分で死のうとしたのだと思う
 
死にたかったのだろう
 
だれにも分からないが
 
僕にはわかるような気がする
 
事故ではないと
 
 
 
まるで、死神のようだった
 
 
死神
 
 
死神
 
 
いつも怒っていた
 
 
あの人を見ると、死神だと思った
 
 
あの日も
 
 
死神のようにあの椅子に座っていた
 
 
 
でも
 
涙が出てくる
 
 
願わくば、苦しみが少しでもなくなりますように
 
 
 
 
最近 
 
死人が続いている
 
もう6人
 
 
そしてまた
 
数えている
 
 
あの人も
 
あの人も