目を瞑って感じる自由の形 | 紫源二の啓示版

目を瞑って感じる自由の形


自由がなんだか知らないが

きっと今日は自由だったような気がする

雨が降っていたけど

なんだか太陽を感じていた

ひとりでに楽しい想像をしていたのかもしれない

人間は未来も考えられるし、「もし」も考えられるから

もし、なになにしたらって考えたり

もし、なになにしなかったらって考えたり

でもそんなこと考えない猫や犬も生きてるんだよね

通りすがりの猫がぼくを見て逃げて行った

じっと眼を見つめてから

さっと逃げて行ったから

そんなに慌てなくてもいいんじゃないって思った


ぼくは自分のことをあれこれ考えてるけど

ぼくってそんなに大した存在じゃないのかもしれない

つまりそこら辺に生えている雑草や明日死ぬかもしれない虫のように

この世に生を受けた理由すら考えない生命と同じように

だって人間の価値って他のどの生物に通用する?

人間が築き上げた文明もすばらしいノーベル賞ものの文化も

空中を舞っている蛾や羽虫には全然存在しないも同然だし

どんな小難しい言葉の羅列も

小雨を浴びる八つ手の葉っぱには何の関係もないのだから


それでも言葉を書いたり話したりするのはなぜだろう

なんか意味でもあるのだろうか


ねえ、きみはどう思う?

きみの詩のような答えを聞かせてよ

それでいちころ、まいってしまうから


心を開いて、奥の奥まで扉を開ける

その中に入りたければ入ってもいいよ

だから、きみもぼくを中に入れてよ

外は寒い雪が降っているから


自由がなんだか知らないけど

少なくともそれは誰にも強制されないことであることは確かだ

だから自由に選んだ行為は尊重されなければならない

そしてさらに自由になることを求め続けなければならない


自由にぶちあたる限界などないから

今ある自由で満足してはいけない

さらに思いもつかなかった自由の形が必ずあるから


明日が来ることを知っているのも人間

だから明日のことを想像するのも人間

だからぼくはその能力を活用して

目を瞑って感じる

明日や明後日の自由の形