『マリリン 7日間の恋(専門編)』 | レイジイの気まぐれブログ

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昨日書いた
『マリリン 7日間の恋(2011年)』の
分析・解説・蛇足付きの記事です。

長文なのでスルーをお勧め(笑)

『マリリン 7日間の恋(2011年)』は
ハリウッドではなくイギリスの作品。

ハリウッド人気女優『マリリン・モンロー』と
イギリスでサーの称号を持つ
ローレンス・オリヴィエの共演作
『王子と踊子』の撮影現場を描いた作品。
(有料動画配信サイトで視聴可能)

ちなみに
サー(Sir )とはイギリスの叙勲制度で
貴族の栄誉称号


原作は
『王子と踊子』で助監督(サード)を務めた
コリン・クラークが実体験した
撮影裏話の著作(2作)を基に作られました。

同じように映画撮影現場を描いた作品に
フランソワ・トリュフォー監督の
『アメリカの夜』が有名です。
この映画についてはいつか書いてみたい。

『マリリン 7日間の恋』
登場人物するのは
マリリン・モンロー、
ローレンス・オリヴィエ、
アーサー・ミラー、
ポーラ・ストラスバーグ(リー・ストラスバーグの妻)
ヴィヴィアン・リー ら実在の有名人。

それをを演じる俳優・女優たちの
なりきりぶりも見ものです。
洋画大好きな人なら興味が湧くのでは・・・

CAST
マリリン・モンロー を ミシェル・ウィリアムズ

ローレンス・オリヴィエを演じるのは
オリヴィエの再来と言われる
ケネス・ブラナー
(最近作ナイル殺人事件でポアロを演じています)

コリン・クラーク を エディ・レッドメイン
(ファンタスティック・ビーストシリーズで、主人公ニュート役)

ヴィヴィアン・リーはジュリア・オーモンド

ポーラ・ストラスバーグ を ゾーイ・ワナメイカー
(ハリー・ポッター第1作でフーチ先生)

アーサー・ミラー をダグレイ・スコット

コリンの恋人ルーシー は エマ・ワトソン
(ハリー・ポッターシリーズでお馴染み)

皇太后シビル・ソーンダイクを ジュディ・デンチ
(007シリーズで3代目Mを演じています。
 私はケイト・ブランシェットと共演した
 あるスキャンダルについての覚書が好きでした)

他に『ハリー・ポッター』で妖精ドビーの声を担当した
トビー・ジョーンズも出演しているので
ふと、
ハリー・ポッター臭を感じたのは私だけ?

本来はイギリスらしく
シェイクスピア役者の共演作と言うべきかな?

前説長くてすいません。
では
STORY
イギリスの上流家庭出身コリンは
両親からは期待されていない青年。

以前から興味があった『映画界』に入る決心を!
両親の知人『ローレンス・オリヴィエ』の
映画製作会社で使い走りで雇われる。

オリヴィエは制作・監督・主演で
自分が主役を演じた
舞台劇『眠りの森の王子(脚本ラティガン)』を
『王子と踊り子』として映画化を決める。
相手役の踊り子には舞台で演った
妻のヴィヴィアン・リーでなく
ハリウッドスターモンローを抜擢!
(実はモンローが映画化権を購入し、
ラティガン本人が映画の脚本も担当)


モンローに憧れていたコリンは運よく、
サード助監督として撮影に関わることに。

ロンドンのヒースロー空港、
飛行機から降り立った
アーサー・ミラーとモンロー夫妻を
多くの報道陣が取り囲む。

記者会見場には、
モンローとオリヴィエの他に
オリヴィエの妻ヴィヴィアン・リーも出席。
モンローに声を掛けるハリウッドの先輩で
大女優ヴィヴィアン・リーの皮肉が恐い(笑)

記者たちのお目当てはオリヴィエでも
ヴィヴィアンでもなくモンロー。

モンローの一挙一動に
記者会見の場は盛り上がり
制作への期待は高まる。

しかし、台本の読み合わせの場で
早くもトラブルが持ち上がる。

オリヴィエをはじめ英国演劇界の重鎮たち
撮影所のスタッフが揃う中で、
モンローが現れない。

オリヴィエに言われ
コリンが楽屋に様子を見にゆくと
モンローが緊張・焦燥のため衰弱仕切った姿が

側に付いていた演技コーチの
ポーラ・ストラスバーグが
「彼女はまだ準備できていないと伝えて」
コリンに言う。
ポラーはアメリカアクターズスタジオの
リー・ストラスバーグの妻で女優。


ようやく現れたモンローを迎え
全員での本読みが始まる。

本読み最中モンローは
度々ポーラに助言を求める。
苦々しく苛立ちを隠しきれないオリヴィエ。

先行き不安の中で撮影は始まる。
が、予想通り情緒不安定なモンロー
遅刻は当たり前、NG連発など
撮影はトラブル続きで遅々として進まない。

原因の一つは
演技表現方式の違いがあります。

詳しくは
『メソッド演技法』Wikipedia
クリック

モンローに付いてきた
演技指導のポーラーは
アクターズスタジオストラスバーグの
メソッド演技方でモンローにアドバイス
一方
『メソッド演技法』否定派の
シェークスピア役者オリヴィエら

相反する演技表現方法、
モンローはその犠牲に・・・

その上、夫のアーサーミラーの
書きかけの原稿に
『結婚は失敗だった』を見てしまう。
アーサーは小説のヒントだと言うが
モンローは信じないで
被害者意識でますます冗長不安定に・・・

そこに現れたモンロー崇拝者コリンを
自分の唯一の理解者と思い
彼で癒しを得る。

トラブル続きの撮影現場も
何とかクランプアップを迎えて
モンローは夫と共に帰国。


『王子と踊り子』の裏話は
ストラスバーグ、アーサーミラー、
ヴィヴィアン・リー、オリヴィエ・・・
大物の人物登場で
たくさん有り過ぎるので
書いていたらキリがない(笑)

ただ、一つだけハリウッドの噂話を・・・
『NYアクターズ・スタジオ』の
運営責任者者リー・ストラスバーグは
モンローを金づるとして
妻ポーラーをモンローの演技指導者に・・・

あっ!あくまで噂話ですからね。

そしてコリンの体験談も真実は?

って、ゲスの勘ぐりですかね。
と言うことで
この辺りで終わりにします。
最後までお付き合いしていただいた方
ご苦労様ですお願い