役者バカ | レイジイの気まぐれブログ

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ある方のブログを読んでいてふと浮かんだ言葉
『役者バカ』

〇〇バカというのは
「ある事に打ち込むあまり、それ以外の事に全く頓着しない人」

芸術家・研究者など多いタイプですね。
この場合褒め言葉として捉えられますが、
『政治家バカ』となると意味合いがちと違ってきます。
こういうバカは国民をバカにする・・・
まあ、日本だけでなくお隣の国も、
海を渡ったお国にもいるようですがね。

すいません話がまた脱線して、
どうも悪い癖が直りません。


さて本日は役者バカについてです。
『役者バカ』とは
『役者としての生き方以外に全く頓着しない人』
役者としては素晴らしいけれど、
一般ピープルとしては落ちこばれ(?)
早い話が困った人になりそう。

映画全盛の頃には、
勝新太郎・中村錦之助・伊藤雄之助、
他に三國連太郎・丹波哲郎・松田優作も入るかも。

映画中心で活躍された方が多かった(?)
過去形になるのは
今時は
役者にも常識が求められる時代に変わったから(?)
現代は
スケールの大きな役者バカが居ないと思う。
多分、今後も現れないでしょうね。


それに比べると、
大衆演劇界には
未だ未だ役者バカと言われる役者が多いのでは。
この場合も褒め言葉としての役者バカ。

大衆演劇の役者、
特に座長と言われる方の多くが、
親が大衆演劇の役者。
子供の頃から大衆演劇の世界で育ちます。

学校も転校から転校で、
友達ができる時間もなく遊ぶ相手も一座の役者。

こうして役者の子の世間は、
大衆演劇の世界が全て。

子供の頃から舞台に乗り(乗せられ)
見様見真似で踊れば拍手喝采。
そして親、
いや師匠から徹底して芸を教えら鍛えられる。
(都若丸座長・大川良太郎座長・小泉たつみ座長・近江飛龍座長etc)


おたまじゃくしはナマズの孫ではないという歌がありますが、
まさに大衆演劇の座長の多くは
蛙の子は蛙でしょう。
決してなまけの孫でもありません。

まあ、中には物事の理解力がついてくると、
大衆演劇から離れる方もいらっしゃいます。
(案外多いそうです)

でも芸の魅力以上のものが見つからず、
大衆演劇の世界に舞い戻る。

そんな大衆演劇一筋の役者さんたちの
役者魂が込められた舞台がつまらない筈はない!

お客さんの拍手喝采を浴びることこそ、
まさに役者冥利につきるのではないでしょうか。


付け加えるなら、
親が役者でなく自ら大衆演劇の世界に飛び込む、
新しい役者バカも増えて居ます。

こうして、
新旧の役者バカが切磋琢磨して
大衆演劇の魅力を倍増してくれます。