しゃーーーー!!
ほしてぃーーです!!
もし「これがしたいから○○高校にいく!」というものがないのであれば、
少しでも「レベルの高い高校」を目指すべき!!
俺の自慢の教え子からみんなへのメッセージです!
是非読んでもらいたい。
俺はまじで涙が出ました。。。ありがとう。
【はじめに】
初めまして。私は、皆さんと同じように中学生のころ、高校受験でほしてぃーにお世話になった者です。自分の夢を叶える手伝いをしてくれた恩師・ほしてぃーに少しでも恩返しをするべく、「僭越ながら一筆寄せさせていただきます。
【ほしてぃーという「先生」】
ほしてぃーとの出会いは中学校入学後、高校受験を見据えて入塾した進学塾でした。その塾は元気な講師が沢山いたのですが、その中でもひときわ元気で若い(あと、声がでかい)というのが最初の印象です。塾内の「最優秀講師」にも輝いているだけあって、板書はわかりやすく、説明も明快、そして勢いがあります。当時は数学を得意としていたこともあり、毎回の授業が楽しみでした。そんな「優秀な講師」であるほしてぃーですが、私にとっては単なる「お世話になった塾の講師」ではなく、「恩師」のひとりでもある特別な存在なのです。
中学1年生のある日、授業だけでは全く理解できない難問が私の前に立ちはだかりました。「点P」と名付けられたその点は、秒速1㎝で辺AB上を進み、容赦なく私にx秒後の面積y㎠を求めてきます。前に進めない私をよそに、「点P」は進み続け、塾の友人たちはほしてぃーの「わかりやすい説明」でスラスラと問題を解いていきます。「解らないこと」への不安に加え、「授業についていけない」ショックから、その後の授業も全く頭に入りませんでした。きっと顔に「何言ってるかわかりません」と書いてあったのでしょう。
そんな私に気付いたほしてぃーは授業後、個別の特別補習を組んで徹底的に教えてくれました。衝撃でした。それまで、そんなことをしてくれる講師はいなかったからです。補習のおかげで、動点は私が数学で最も得意とする問題となり、その楽しさにも気づくことができましたが、それ以上に、ほしてぃーの「教え方」のきめ細かさに気づかされた経験となりました。授業内で配布していたプリントも、授業で教えていた公式の覚え方も、全て手作りで準備をしてくれていたことを知ったのは後になってのことでした。
40人弱もの生徒がいる教室で、一人ひとりの状況をくまなく見ていることも驚きですが、授業時間外に個別で補習をしてくれたことは大人になったからこそ、そのすごさを改めて思い知ります。「動点」の一件の後も、わからないところを個別で教えてもらい、果ては高校入学後に家庭訪問までしてもらいました。塾は高校合格と同時にやめていましたが、その後も気にかけていただき、訪ねてもらったことがとても嬉しく、今でもはっきりと覚えています(数学の心配をされました)。
生徒一人ひとりに寄り添った教育。どんな塾でも定型文のように掲げられているこの言葉を実践してくれるのがほしてぃーのすごさであり、カッコよさなのです。
【卒業後、どうやって夢を叶え、今何をしているか】
高校卒業後は公立の大学に進学しました。専攻は「まちづくり」です。大学在学中にはドイツ連邦共和国に1年間留学し、ドイツやEUの経済について学ぶと同時に、ヨーロッパ9か国170都市を旅して興味のあった「交通」に関する研究を行いました。ドイツもほかのヨーロッパの国々もすばらしいところでしたが、生まれ育った母国を初めて外から見たことで、日本のすばらしさを再認識し、「この国の人々のために働きたい」と強く思うようになりました。その経験をきっかけに、今は交通インフラ企業の事務系総合職として働いています。皆さんの目に触れるような仕事ではありませんが、国家の大動脈を支える仕事に大きな誇りを持っています。
【高校受験がなぜ重要なのか】
さて、ここで(たった10年程度ですが)人生の先輩っぽいことを書いてみようと思います。
大人は皆、「レベルの高い高校へ行け」と言います。なぜでしょうか。私は「レベルが高い」=「選択肢が広がる」からだと思っています。将来の夢が明確で、そのためにどうしても行かなければならない高校があるという人は、ぜひその高校に進学してください。しかしながら、全員がそうではないはずです。私自身、中学生のときに今の職に就くとは思っていませんでしたし、そもそも、この職業を知りませんでした。人は歳を重ねるにつれて、自分のやりたいことが明確になっていきます。将来の夢がある貴方も、まだ決まっていない貴方も、いつかは社会へと飛び立たなくてはなりません。そうなったとき、選択肢がたくさんあるのと、少ないのとではどちらがいいでしょう。例えば、何を食べてもおいしいレストランに行ったとして、同じ金額でビュッフェを楽しむのと、梅干しとご飯しか選べないのとではどちらが良いですか。その場合、ビュッフェを選ぶ人が多いのではないでしょうか。高校受験(大学受験も)の考え方はそれに近いと思います。
私自身、自分が卒業した高校に入っていなければ、今の職には望んでも就くことは難しかったことでしょう。多くの人が何となく迎えてしまう高校受験は、実はこれからの人生の方向性を決める、重要な決断なのです。大人はそこ(=高校受験)を通ってきています。成功した人も、失敗した人も皆感じているのは「高校受験は重要である」ということです。だからこそ、口を酸っぱくしてその重要性を説くのです。少しでも多くの可能性にチャレンジするために、高校選びは慎重に、高校受験は全力で取り組むことが重要だと思います。
【おわりに】
決められた講義を行うだけの人は文字通り「講師」です。ですから、私はほしてぃーのことを「講師」とは呼びません。ほしてぃーは誰に対しても真摯に向き合い、導いてくれる真の「先生」だと思います。「特別扱い」という言葉がありますが、ほしてぃーの教え子に「特別扱いされる生徒」はいないことでしょう。親身になって支えてもらった人間として感じるのは、ほしてぃーにとっては誰もが「特別な生徒」だということです。その教育に対する熱さや、生徒に対する想いはウソではないことを、会った人ならわかるはずです。たくさんの人が「ゆめのば」に賛同し、応援していることこそが、その証明と言えます。
「ゆめのば」は、教育者としてのほしてぃーの「夢の場所」であると同時に、これを読んでくれている貴方の「夢に近づく場」でもあります。勉強や受験が「夢」を叶えてくれるわけではありませんが、それらは「夢」を近づけてくれます。
「夢」なんて言葉、気恥ずかしい。そう思う年頃かもしれません。それでも、ぜひ「夢」を持ってください。「夢」は辛いときの支えに、迷ったときの道標になってくれます。そして、それはいつか必ず実現します。そのことを教えてくれたのがほしてぃーです。
皆さんの「夢」が叶うことを心より祈っています。