皆さんこんにちは。
神戸市灘区の個別指導塾、
WinStar個別ONEの北浦です。
タイトルからは全く想像つかない感じですが、
今日はちょっと塾っぽい内容でも書こうかなと。
塾。
一言で塾と言っても色んな種類の塾がありますよね。
進学塾とか補習塾とか、
個別指導とか集団指導とか、
なんだったら数学専門塾とか英語塾とかも。
そんな中でボクが「こうありたい!」と思う塾の姿ってのがありまして。
例えばメチャメチャ勉強できる子達を集めて、
上位の高校だけを目指して勉強させるってのはあんまり好きじゃないんです。
いやかつてそういう塾で働いていたこともありますし、
そういう塾の楽しさも分かるんですけどね。
△△高校○○人合格!!みたいなん貼りだしてね。
そんなんじゃなくて、
「私は頭悪いから努力しても成績上がらない」っていう子とか、
学校の先生とかから「お前の成績でそんなとこ行けるワケないやん」って言われて自信失ってる子とか、
そういう子たちが自信を取り戻して努力できるようになる塾。
そういうのを作りたいんですね。
昔働いていた会社の上司に言われて忘れられない言葉があります。
「俺たちの仕事は鹿威し(ししおどし)に水を注ぐようなモンだ」と。
鹿威しってのはアレです。
日本庭園とかによくある、
水が溜まるとカコーンって鳴るアレですね。

こんなん。
スラムダンクの安西先生の家の庭にもあったアレですよね。
どれだけ水を注げば音が鳴るのか分からなくても、
とにかく水を注ぎ続けなければいけない。
つまりどれだけ情熱を伝えればその子がヤル気になるのか分からないけど、
情熱を注ぎ続けることが大事だと。
今どれだけ水が溜まってるのかは分からなくても、
どんな子でも注ぎ続ければいつか必ず溜まって音が鳴る。
俺たち塾の先生が「どうせお前はやっても無駄だ」と断じてしまって、
水を注ぐのをやめてしまうのは先生失格だ、
と。
そういうことを言われたんです。
これがもう、
ボクの胸にズコーン!!と来てしまってですね。
聞いた瞬間に安西先生ばりに身震いしてしまったんです。

こんな感じで。
それ以来生徒達と接する時は常に胸に秘めるようになったワケですね。
まぁ秘めるどころか今ブログでおもっきし公開してますけどね。
なぜこんな話を急にするのかと言いますと。
実は今通ってくれている生徒の中に、
まさにこのことを意識して接し続けてきた子がいるんです。
塾が開校した2年前の4月に入塾してくれた最古参の生徒なんですが、
授業中に騒ぎまくったり問題起こしたり、
「この塾成績上がらんから辞めるわー!」って他の生徒の前で大声で言い放って別の塾に移ったり、
その後結局また戻ってきたりと、
ホントに手を焼いていた子なんです。
正直何度も心が折れそうになりましたが、
その子がボクらを選んでくれる以上は注ぐのを止めちゃイカン!
と例の言葉を思い出しては自分に言い聞かせてました。
諦めたらそこで試合終了だよ、
と。
いや画像は載せませんけどね。
それでも成績は上がらず、
むしろ下がる一方。
時には点数が1ケタということもありました。
丸2年通ってくれて中学3年生を控えた今年の春休み、
もうすぐ受験生ということで春合宿に誘ってみたんです。
正直まぁ来ないだろうなという気持ちがあったんですけどね。
意外にも彼女(女の子なんですけどね)から返ってきたのは
「行ってみる」
って言葉だったんです。
この合宿が引き金になったんですね。
彼女から信じられない言葉が出始めたんです。
「やばい、勉強楽しい。出来るようになったらメッチャ気持ちいいな。」
「ずっとこの合宿で勉強しときたい。」
もうこの時のボクは完全にアレです。
安西先生ばりのガッツポーズです。

今度は載せます
合宿後もこの勢いは続き、
3年生初のテストに向けてホントに毎日毎日自習に来てくれまして。
ただ困ったことにその子が通う学校は非常に変わってまして、
1学期中間テストというのが無いんですね。
その代わりに3年生だけこの時期に実力テストがあるという。
塾からすると物凄い迷惑な学校なんです。
勉強が苦手な子にとって範囲が絞れる定期テストよりも範囲が絞れない実力テストの方が格段に点が取りにくい。
なもんですから頑張るようになってくれて嬉しい反面、
ちょっと不安はあったんです。
せっかく合宿にも行って毎日自習にも来て、
でも点数が上がらんかったら…
やっぱり私は勉強しても無駄や、とか思わんかなぁと。
先週の金曜日にテストが終わり、
本日がその返却日。
ドキドキしながら今日を迎えたんですが、
その子が塾に飛び込んできて満面の笑みで報告してくれたんです。
数学45点で英語39点。
この点数を聞いた瞬間、
一緒にいたS先生とうっかり絶叫してしまいました。
そして危うくその子の胴上げするところでした。
いや進学塾に通ってていつも90点とか取ってるような人からすると「は?」って点数なんでしょうけど、
その子のこれまでの1ケタとか10点台の点数からするとコレ、
マジで絶叫モンの点数です。
いやその点数よりも何よりも。
これまで全くヤル気がなくて口癖が「は?」「メンド臭い」「ウザい」「キモい」だったその子が生まれ変わったように勉強するようになって、
しかもその1回目のテストでこれまでの2~3倍の点数を取ってきたという、
さらに息を切らせて塾に報告しに来てくれるという、
これ塾やってる人やったら分かってくれますよね?
諸手を挙げて喜んでしまいますよね?

三度(みたび)安西先生
こういう瞬間こそ思うんです。
この仕事やってて良かったって。
もちろんまだまだ始まったばかり、
これからが長い長い一年なんですけどね。
その子だけでなく、
信じて通ってくれる全ての生徒達の変わる手助けにボクらがなれるように、
そしてその子たち全員が行きたい学校に合格できるように、
やっぱりボクは塾の先生がしたいです。

三井を匂わせつつの…まさかのキャプテン翼
神戸市灘区の個別指導塾、
WinStar個別ONEの北浦です。
タイトルからは全く想像つかない感じですが、
今日はちょっと塾っぽい内容でも書こうかなと。
塾。
一言で塾と言っても色んな種類の塾がありますよね。
進学塾とか補習塾とか、
個別指導とか集団指導とか、
なんだったら数学専門塾とか英語塾とかも。
そんな中でボクが「こうありたい!」と思う塾の姿ってのがありまして。
例えばメチャメチャ勉強できる子達を集めて、
上位の高校だけを目指して勉強させるってのはあんまり好きじゃないんです。
いやかつてそういう塾で働いていたこともありますし、
そういう塾の楽しさも分かるんですけどね。
△△高校○○人合格!!みたいなん貼りだしてね。
そんなんじゃなくて、
「私は頭悪いから努力しても成績上がらない」っていう子とか、
学校の先生とかから「お前の成績でそんなとこ行けるワケないやん」って言われて自信失ってる子とか、
そういう子たちが自信を取り戻して努力できるようになる塾。
そういうのを作りたいんですね。
昔働いていた会社の上司に言われて忘れられない言葉があります。
「俺たちの仕事は鹿威し(ししおどし)に水を注ぐようなモンだ」と。
鹿威しってのはアレです。
日本庭園とかによくある、
水が溜まるとカコーンって鳴るアレですね。

こんなん。
スラムダンクの安西先生の家の庭にもあったアレですよね。
どれだけ水を注げば音が鳴るのか分からなくても、
とにかく水を注ぎ続けなければいけない。
つまりどれだけ情熱を伝えればその子がヤル気になるのか分からないけど、
情熱を注ぎ続けることが大事だと。
今どれだけ水が溜まってるのかは分からなくても、
どんな子でも注ぎ続ければいつか必ず溜まって音が鳴る。
俺たち塾の先生が「どうせお前はやっても無駄だ」と断じてしまって、
水を注ぐのをやめてしまうのは先生失格だ、
と。
そういうことを言われたんです。
これがもう、
ボクの胸にズコーン!!と来てしまってですね。
聞いた瞬間に安西先生ばりに身震いしてしまったんです。

こんな感じで。
それ以来生徒達と接する時は常に胸に秘めるようになったワケですね。
まぁ秘めるどころか今ブログでおもっきし公開してますけどね。
なぜこんな話を急にするのかと言いますと。
実は今通ってくれている生徒の中に、
まさにこのことを意識して接し続けてきた子がいるんです。
塾が開校した2年前の4月に入塾してくれた最古参の生徒なんですが、
授業中に騒ぎまくったり問題起こしたり、
「この塾成績上がらんから辞めるわー!」って他の生徒の前で大声で言い放って別の塾に移ったり、
その後結局また戻ってきたりと、
ホントに手を焼いていた子なんです。
正直何度も心が折れそうになりましたが、
その子がボクらを選んでくれる以上は注ぐのを止めちゃイカン!
と例の言葉を思い出しては自分に言い聞かせてました。
諦めたらそこで試合終了だよ、
と。
いや画像は載せませんけどね。
それでも成績は上がらず、
むしろ下がる一方。
時には点数が1ケタということもありました。
丸2年通ってくれて中学3年生を控えた今年の春休み、
もうすぐ受験生ということで春合宿に誘ってみたんです。
正直まぁ来ないだろうなという気持ちがあったんですけどね。
意外にも彼女(女の子なんですけどね)から返ってきたのは
「行ってみる」
って言葉だったんです。
この合宿が引き金になったんですね。
彼女から信じられない言葉が出始めたんです。
「やばい、勉強楽しい。出来るようになったらメッチャ気持ちいいな。」
「ずっとこの合宿で勉強しときたい。」
もうこの時のボクは完全にアレです。
安西先生ばりのガッツポーズです。

今度は載せます
合宿後もこの勢いは続き、
3年生初のテストに向けてホントに毎日毎日自習に来てくれまして。
ただ困ったことにその子が通う学校は非常に変わってまして、
1学期中間テストというのが無いんですね。
その代わりに3年生だけこの時期に実力テストがあるという。
塾からすると物凄い迷惑な学校なんです。
勉強が苦手な子にとって範囲が絞れる定期テストよりも範囲が絞れない実力テストの方が格段に点が取りにくい。
なもんですから頑張るようになってくれて嬉しい反面、
ちょっと不安はあったんです。
せっかく合宿にも行って毎日自習にも来て、
でも点数が上がらんかったら…
やっぱり私は勉強しても無駄や、とか思わんかなぁと。
先週の金曜日にテストが終わり、
本日がその返却日。
ドキドキしながら今日を迎えたんですが、
その子が塾に飛び込んできて満面の笑みで報告してくれたんです。
数学45点で英語39点。
この点数を聞いた瞬間、
一緒にいたS先生とうっかり絶叫してしまいました。
そして危うくその子の胴上げするところでした。
いや進学塾に通ってていつも90点とか取ってるような人からすると「は?」って点数なんでしょうけど、
その子のこれまでの1ケタとか10点台の点数からするとコレ、
マジで絶叫モンの点数です。
いやその点数よりも何よりも。
これまで全くヤル気がなくて口癖が「は?」「メンド臭い」「ウザい」「キモい」だったその子が生まれ変わったように勉強するようになって、
しかもその1回目のテストでこれまでの2~3倍の点数を取ってきたという、
さらに息を切らせて塾に報告しに来てくれるという、
これ塾やってる人やったら分かってくれますよね?
諸手を挙げて喜んでしまいますよね?

三度(みたび)安西先生
こういう瞬間こそ思うんです。
この仕事やってて良かったって。
もちろんまだまだ始まったばかり、
これからが長い長い一年なんですけどね。
その子だけでなく、
信じて通ってくれる全ての生徒達の変わる手助けにボクらがなれるように、
そしてその子たち全員が行きたい学校に合格できるように、
やっぱりボクは塾の先生がしたいです。

三井を匂わせつつの…まさかのキャプテン翼