皆さんこんにちは。
神戸市灘区の個別指導塾、
WinStar個別ONEの北浦です。
ごきげん麗しゅう。
六甲道校は今面談期間中で、
毎日多くの生徒・保護者様とお話しさせていただいてます。
「話して良かった!」
と思ってもらえる面談を心掛けて毎回臨んでるものの、
やはりお母様方から教わることの方が多く、
俺もまだまだだなぁと思う日々です。
もっともっとボク自身がレベルアップして、
もっともっと有意義な面談ができるよう頑張りますので、
皆さん温かい目で見守っていただけると幸いです。
さて、
先日加古川の英語の授業で教科書の内容から、
気が付けばフェア・トレードの話になりました。
最近ようやく一般的になってきた言葉ですが、
やはり中学生の子供達にとってみればまだまだ馴染みの薄い言葉のようで、
最初は子供達も「?」って顔をして話を聞いていました。
フェア・トレード、
直訳すると“公正な取引”ということになりますが、
もっと実際の意味に踏み込んで訳すと“相手の置かれた立場を考えて値段を決める取引”と訳してもいい言葉です。
辞書を調べると、
「公正貿易。途上国の生産者に公正な賃金や労働条件を保証した価格で商品を購入することで、途上国の自立や環境保全を支援する国際協力の新しい形態。」
と書かれています。
つまり、
途上国の足元を見て安い金額で買い叩いてやるなよ、
という内容の言葉ですね。
厳密に考えると取引というものは出来る限り安いお金で最大限の交換物を得るのが正解であり、
相手が途上国だろうが商売の原則を考えたら“フェア・トレード”という概念は決してフェアなものではないと私個人は思います。
ただ先進国は途上国の内情を知っておくべきであり、
その内情を知ってて取引を行うのと知らずに取引を行うのとではその行為の是非は大きく変わってきます。
少し話は変わりますが、
先日のフィリピンの台風は実は日本を含む先進国も一因となっていると気付いている人はどれだけいるのでしょうか。
フィリピンが排出するCO2(二酸化炭素)は世界的に見ると微々たるものです。
しかし台風被害の一番の要因は先進国が排出するCO2です。
つまり私達が排出するCO2が原因となってフィリピン周辺の海抜(海の高さ)が上がり、
その結果台風の際の高潮被害が高まり、
結果としてGDPの2%にあたる被害と、
同じくGDPの2%にあたる復興費がかかるワケです。
フィリピンからするととんだとばっちりですね。
(フィリピンに限らずバヌアツなんかも年々上昇する海抜により国自体の存亡が危うくなっているみたいです)
そして授業の際に話に上がったのはガーナのカカオ農場。
実は未だに誘拐・身売りされた子供達が劣悪な労働環境で働かされ、
その結果安い価格でカカオが作られ、
その恩恵を先進国が受けている。
そんな内容の話でした。
話を聞いていた子供達(中2です)はビックリするくらい真顔で、
「え?そんな世界が存在するの?ボクらが食べてるチョコレートもそうなの?」
という表情で話を聞いてくれました。
正直、
フェア・トレードなんて彼らもいずれ嫌というほどニュースやら本やらで見聞きすることになると思います。
そしてそのことを知っているからと言って今テストの点が上がるということは無いと思います。
でも、
そういう事実を知って色々と考えることは彼らにとって決してマイナスではない。
彼らから「先生って何でも知ってるよね。何でそんなに詳しいの?」って聞かれましたが、
「世の中に自分が知らないことは山ほどあるが、死ぬまでに出来る限り多くのことを知って、何が正しくて何が間違ってるのかを自ら判断できるようになりたい。」
と答えました。
ボクは子供達にも自分で物事を判断できる大人になって欲しい。
誰かから言われるがままに物事を信じて、
ニュースや新聞に踊らされて、
本当の意味で自分で判断できない大人にはなって欲しくない。
フェア・トレードとはそもそも正しいことなのか間違ったことなのか、
そしてそれは今の時代にしかそぐわない考えなのか未来永劫変わらない価値観の考えなのか。
今回の授業を通じて子供達により広い視点で物事を考えてもらえたらいいなぁと思った今日この頃です。
うーん。
内容堅い!!
神戸市灘区の個別指導塾、
WinStar個別ONEの北浦です。
ごきげん麗しゅう。
六甲道校は今面談期間中で、
毎日多くの生徒・保護者様とお話しさせていただいてます。
「話して良かった!」
と思ってもらえる面談を心掛けて毎回臨んでるものの、
やはりお母様方から教わることの方が多く、
俺もまだまだだなぁと思う日々です。
もっともっとボク自身がレベルアップして、
もっともっと有意義な面談ができるよう頑張りますので、
皆さん温かい目で見守っていただけると幸いです。
さて、
先日加古川の英語の授業で教科書の内容から、
気が付けばフェア・トレードの話になりました。
最近ようやく一般的になってきた言葉ですが、
やはり中学生の子供達にとってみればまだまだ馴染みの薄い言葉のようで、
最初は子供達も「?」って顔をして話を聞いていました。
フェア・トレード、
直訳すると“公正な取引”ということになりますが、
もっと実際の意味に踏み込んで訳すと“相手の置かれた立場を考えて値段を決める取引”と訳してもいい言葉です。
辞書を調べると、
「公正貿易。途上国の生産者に公正な賃金や労働条件を保証した価格で商品を購入することで、途上国の自立や環境保全を支援する国際協力の新しい形態。」
と書かれています。
つまり、
途上国の足元を見て安い金額で買い叩いてやるなよ、
という内容の言葉ですね。
厳密に考えると取引というものは出来る限り安いお金で最大限の交換物を得るのが正解であり、
相手が途上国だろうが商売の原則を考えたら“フェア・トレード”という概念は決してフェアなものではないと私個人は思います。
ただ先進国は途上国の内情を知っておくべきであり、
その内情を知ってて取引を行うのと知らずに取引を行うのとではその行為の是非は大きく変わってきます。
少し話は変わりますが、
先日のフィリピンの台風は実は日本を含む先進国も一因となっていると気付いている人はどれだけいるのでしょうか。
フィリピンが排出するCO2(二酸化炭素)は世界的に見ると微々たるものです。
しかし台風被害の一番の要因は先進国が排出するCO2です。
つまり私達が排出するCO2が原因となってフィリピン周辺の海抜(海の高さ)が上がり、
その結果台風の際の高潮被害が高まり、
結果としてGDPの2%にあたる被害と、
同じくGDPの2%にあたる復興費がかかるワケです。
フィリピンからするととんだとばっちりですね。
(フィリピンに限らずバヌアツなんかも年々上昇する海抜により国自体の存亡が危うくなっているみたいです)
そして授業の際に話に上がったのはガーナのカカオ農場。
実は未だに誘拐・身売りされた子供達が劣悪な労働環境で働かされ、
その結果安い価格でカカオが作られ、
その恩恵を先進国が受けている。
そんな内容の話でした。
話を聞いていた子供達(中2です)はビックリするくらい真顔で、
「え?そんな世界が存在するの?ボクらが食べてるチョコレートもそうなの?」
という表情で話を聞いてくれました。
正直、
フェア・トレードなんて彼らもいずれ嫌というほどニュースやら本やらで見聞きすることになると思います。
そしてそのことを知っているからと言って今テストの点が上がるということは無いと思います。
でも、
そういう事実を知って色々と考えることは彼らにとって決してマイナスではない。
彼らから「先生って何でも知ってるよね。何でそんなに詳しいの?」って聞かれましたが、
「世の中に自分が知らないことは山ほどあるが、死ぬまでに出来る限り多くのことを知って、何が正しくて何が間違ってるのかを自ら判断できるようになりたい。」
と答えました。
ボクは子供達にも自分で物事を判断できる大人になって欲しい。
誰かから言われるがままに物事を信じて、
ニュースや新聞に踊らされて、
本当の意味で自分で判断できない大人にはなって欲しくない。
フェア・トレードとはそもそも正しいことなのか間違ったことなのか、
そしてそれは今の時代にしかそぐわない考えなのか未来永劫変わらない価値観の考えなのか。
今回の授業を通じて子供達により広い視点で物事を考えてもらえたらいいなぁと思った今日この頃です。
うーん。
内容堅い!!