皆さんこんにちは、
WinStar個別ONEの北浦です。

今日はスゴい雨でしたね。
加古川校に向かう道すがら2件の事故の現場に遭遇しました。

特に自転車で通塾してる子が心配です。
雨の日は皆さんくれぐれも気を付けてくださいね。


さて、
先日とある保護者様から「ぜひ先生も読んでみて!」と本をいただきました。
とにかく本が大好きな私、
嬉しくて早速読み始めたところあまりに頷ける内容で一瞬で読み終えてしまいました。

本のタイトルは“国際的日本人が生まれる教室”、
著者は大阪府立和泉高校の校長先生をしている中原徹さんで、
元々アメリカで弁護士をしていた民間人校長の方です。

アメリカの最前線で活躍されていただけあって世界における日本人の英語能力の低さを非常に危惧しており、
「このままじゃいけない!」という思いが痛いほど伝わってくる内容でした。

そして、
痛いといえば日本の英語教育の不完全さについてもありありと書かれており、
まさに日本の受験英語の世界で生きてきた自分にとってはあまりに耳が痛い内容でした。


こんなことをカミングアウトすると「なんてダメな先生だ!」と叱られるかもしれませんが、
私は10年以上中高生に英語を教えながら、
「こんなんで英語喋れるようになるワケないやろ!!」
と思い続けてきました。

具体例を挙げると日本人の大多数が知っているThis is a pen.というフレーズ。

こんな英語を実際に使ってる外国人を見たことありますか?
というハナシです。

そもそも言語というものは喋ることが出来るようになるのが第一目的のハズです。
にもかかわらず、
実生活では全く使わないフレーズを使って英語を教えるワケです。
それも何十年も続けて。


戦後アメリカが日本人の誇りを失わせようと仕向けたというハナシはよく聞きます(いわゆる自虐史観の問題ですね)。

でもそこからさらに踏み込んだ、
「敢えて使えない英語を日本人が必死に勉強するようにアメリカが仕向けた」
という都市伝説すら信じたくなってくるのが現場の率直な感想です。


日本の公教育の大半で実施されている現状のカリキュラムでは文法の理解は確かにそこそこ身に付きます。

でも、
絶対に英語を話せるようにはならない。
断言します。


だからこそ私は、
英語を教える際に“英語を楽しみ、好きだと思ってもらう”ことになにより注力しています。

残念ながら私の授業ではあくまで学校のテストにおいてのみ点が取れるようになるだけです。

でも私の授業を受けて英語が楽しいと思えるようになり、
さらに「話せるようになりたい!」と思って自ら勉強するようになってくれたら、
微力ながら日本の狂った教育観に一石を投じることができるんじゃないかと思います。

ホントに小さい、
まるでドン・キホーテのような存在ではありますが。



我が社のグループではWinStarの塾長である星野智が中心となってスカイプ英会話事業を進めています。

「日本の英語教育を俺達が変えるんだ!!」という強い信念を持って、
どこよりも安い金額でどこよりも質の高い授業を提供することに奮闘している星野を見ていると、
「俺がこの会社で働くことを選んだのは間違いじゃなかった」
と思えます。

でも、
まだまだ足りない。

日本全体に、
とにかく危機感が足りない。


俺達と同じく教育を生業にしてる人達、
学校の先生も塾の先生も、
なんだったら教科書や問題集を作ってる人達に言いたい。

いやそれだけでなく教育委員会や文部科学省の偉いさんにも言いたい。


もっと本気出してさー!
危機感持ってさー!
全力で子供らと向かい合っていこうよ!!
マジで!!!




いやお前も本気出せよ。
って言われそうなのは置いといて、
ホンマにこれ急務です。

消費税上げたり年金もらえる年齢引き上げたりするのも分かるけど、
そんなことより教育!!

その国の浮沈は間違いなく教育にかかってるんですから。
国家百年の計は教育に尽きるんですから。



“生きる力!”とか掲げてるヒマあったらまず学級崩壊した中学校の現場を見に行け!!



てゆーかもういい!!
俺らが変えるから!!
見とけよー!!