こんばんは、金曜日の池谷です。
先日、ある生徒の保護者様からこんな話を聞きました。
「うちの子、いっつも何かしら小説ばかり読んでて~」
そうなんです。ある中1生は授業の始まる前に小説を読んでいるのですが
びっくりするのが、毎週違う本なんです。
この数週間でも、毎週毎週違うってことは
最低でも月に4冊は本を読んでるってことになります。
これってすばらしいことだと思います!!
その影響か同級生も本を借りて読んでいるらしく
イイ意味の影響を与えあっていて、すごくイイことです!!
じゃあなぜ保護者のかたが、上記のような言い方をされたかというと
ちょっと本のチョイスが渋すぎるからですかね?(笑)
たしかに自分が覚えている限りでも
「棟居刑事シリーズ (作 森村誠一)」や今話題の「告白」など
ちょっと中学生にしては渋めでしょうか・・・(笑)
ということで、せっかく国語の先生をしているので
中学生向けにいくつか夏にあう小説をご紹介します。
この夏に、中1、2生はぜひ読んでみてください!!
中3生は、受験が終わってからにしましょうね(笑)
☆「夜のピクニック (作 恩田陸)」
高校生が、学校のイベント「歩行祭」という、夜を徹して80キロを歩くイベントを通して
友情や高校生なりの思いを語り合っていくというストーリー。
とても爽やかですがすがしい物語で、オススメです。
有名なタイトルなので、ご存知の方もいるかもしれませんね。
☆「チルドレン (作 伊坂幸太郎)」
この作家さんも有名な人なので、ご存知の方も多いかも。
ある一人の青年「陣内」を中心に、5つの短編で構成されている連作短編集。
不思議なストーリーばかりが並んでいるのですが
どの話もほんわかしたお話ばかりで、読んでてやさしい気持ちになれるかも。
☆「蝉しぐれ (作 藤沢周平)」
昔に映画化された、時代小説の有名作品。
個人的にはNHKの連続ドラマのほうが好きでしたが。
ちょっと渋めですが、歴史小説が好きな人には、絶対にオススメできます。
主人公のひたむきな「忠義」と「愛」、その思いをわかっていても応えられない女
時代に振り回されても、なお強い気持ちを失わない二人の人生に感動します。
今日はこれぐらいにしておきます。また機会があれば。
ではでは、失礼します( ◎-◎)ノシ