寝ながら、しゃべっていたことがあります。
寝ながら、泣いていたことがあります。
寝ながら、壁を叩いていたことがあります。
そして今度は、
寝ながら歌集の1ページを破っておりました。
嘘みたいなほんとの話。
寝る直前まで読んでいた雪舟えまさんの「たんぽるぽる」。
枕元において眠りにつきました。
そのあと何かしらの夢を見ていました。
指になんとなく本の触感がありました。
そして、紙を引っ張り、破く感覚もありました。
うっすらと目を開けたような気もします。
そして朝。
目覚めてみたら歌集の上に破れたページ一枚が乗っていました。
しかもここ、昨日最後に見ていたページ。
でも、栞も何もなく、本は閉じてあったような気が。
これは何かのメッセージなのかもしれないと思いましたが、そのページにある歌を読み返しても何も感じ取ることができません。
私はただ、寝ぼけて本を破ってしまった女です。
図書館から借りている本でなかったことが唯一の救いです。
こんな展開、思いつかない。
もし台本に書かれていてたら、そんなことあるわけないじゃんと思ってしまうようなこと。
現実は稀有なものなのですね。
ん?
私がおかしいだけかしら?
想像を超えた世界での出来事がきっとまだまだ待っているのでしょう。
心して生きていかなくてはいけません。
すっきりとしない天気が続きそうです。
せめて心は晴れやかにまいりましょう!
思い出のこの一冊。
これからも大切していきます。