最近読み終わった本。
とても面白かったです。

いや、面白いというとなんだか違う風に伝わってしまう気もする。

日々生きている中でうまく言葉で言い表せないことをきっちり活字にしていただいて、読んでいると頭が整理されていく感覚を味わいました。

こんなふうに言葉を使ってみたいけれど、なんで私にはできないんだろう。
まだまだ私には新しい言葉が必要で、だからこれからも本を読んでいきたいと思います。

今日放送されていたグッとラック!で、これまたとある本を紹介していました。
これから生きていく男の子のための本、みたいな感じのタイトルだったかと。
あやふやな情報ですみません。

この本の中では、男女差別意識を子供に植え付けないために「男の子なら泣いちゃダメ」とか「男らしいね」などの声かけを止めようという提案がなされているとか。
番組では本の一部分しか取り上げることができないでしょうから、本について感想を述べることはできません。

私は、それらのような声かけが直接的に差別意識を生むとも思えないけれど、「男」とか「女」という言葉を使わなくても褒める方法は確かにあるなという気づきをもらいました。
「痛いよね。泣いちゃうよね。でも泣きたいのを我慢する○○ちゃんを見たいな」
「痛いのによく我慢できたね」
「私はすぐに泣いちゃうから、それを我慢できるあなたはすごいね」

どんな言い方があるか考えていたら、なぜ泣いてはいけないのかという疑問が湧いてきました。
自分の感情をコントロールすることが他者と生きていく上で必要だからでしょうか。
人付き合いの中で涙は邪魔なものなのでしょうか。
でもフィクションの中では涙を求めるのに。
いや、リアルな世界ではある意味タブーな涙だからこそ物語の中で見たいってこと?

疑問が次の疑問を生み、私個人の世界にまで到達した模様です。

こんなふうに色々考えて、考え過ぎてこんがらがって、で結局何について考えていたんだっけ?となるのが私です。
自分の嫌なところでもあり好きなところでもあり。

誰かの考えに触れた時、もし違和感を覚えたとしても拒絶することなく、そこから思考の世界にゆっくりと入っていきたいなと思います。
そして一人で完結せずに誰かと共有することも忘れずに。

さてと、今日はどの本を読もうかな。
また面白い本と出逢いましたら紹介させていただきます。