久しぶりに編み物、しています。


昨日掃除をしていたら、

編みかけの作品が出てきて、


・・・


というのはちょっと嘘で、

本当はちらちらと視界に入っていたのですが、

気付かない振りをしていました。

今まで。


でも昨日は、

何故だか、

またやろうという気になったんですよね。


んで、

編みかけのまんま、

スーツケースに入れて、

新幹線へ。


新幹線に乗ったら、

さっそく本を開いてどこまで進んでいるか確認。

模様を確認して、

編み開始!


音楽も聴かず、

ただひたすらに編み続け。


ああ、そうだ。この感じ。

やっぱり好きだな。編み物。


幸せを感じながら、編む編む編む。


そしたらね、

途中で通りかかった車掌さんが、

「ライトつけたほうがいいんじゃないですか?」

って、わざわざつけてくれて。

「あ、ありがとうございます。」


「このくらいの角度ですかね?」

ってわざわざ調節してくれて。

「あ、ありがとうございます。」


「どうです?よく見えるようになりました?」

と素敵な笑顔。

「あ、ありがとうございます。」


こんな触れ合いもあるのねぇ、

と、ホクホクな気分になりました。


ん?

ちょっと待て。


私、

「あ、ありがとうございます。」

しか、言っていない!!



ふと先日の新幹線の中の光景を思い出しました。



車両の一番後ろの席のさらに後ろ。

ちょっとした荷物を置くスペースになっているんですよ。

そこに私がスーツケースを置いていると、

外人さんが大きなスーツケース2つ持ってやって来て、

彼が置きやすいように、私のスーツケースを奥にやったら、

「ありがとう。」って言われて。

あ、英語だから Thank you ! ですね。

だから、どういたしましてって言いたかったのに、

言葉が出てこない。

You're welcome でよかったのに、

そんな簡単な言葉も言えず、

自分にがっかりしたのです。


そんな痛い記憶。



でもでもでも、

英語が話せなくて落ち込んだけど、

そんなことで落ち込んでいる場合じゃないかも!?


だってだってだって、

日本語でも、「あ、ありがとうございます。」

しか出てこないんだよぉぉぉ~~~!!!


「そうですね。」

「ほんとですね。」

そんな簡単な言葉が何で出なかったんだろう・・・。



英語の能力ではなく、

コミュニケーションそのものの能力に問題が。

やはり、やはりそこですか。



自分を理解する、

良い機会になりました。



では、長くなりましたが、

今日はこのあたりで。

さようなら。




P・S

編んでいる作品は、

無事に完成したらお披露目します。