今回は職人技が光る1本のご紹介です。
Shio Saperavi Traditional Oak Aged Dry Red 2018 

ブドウ畑について:
1970年代中頃に植えられた、ジョージアの高評価ワイン産地ムクザニに位置する。この地域は「ジョージアワインの赤い王冠」とも称され、世界でも最も古く、最も優れたワイン生産地域の一つとされています。ブドウの管理は全て手作業で行われ、収穫量は厳しく管理されています。

品種:
サペラヴィ

土壌:
標高560〜600メートルに位置する砂質および砂質粘土。

収穫量:
1ヘクタールあたり最大7トン、これは45から50ヘクトリットルのワインに相当します。

収穫方法:
最高品質のブドウを確保するため、手摘みで行われます。

醸造プロセス:
葡萄は除梗し、伝統的なジョージアの土製容器「クヴェヴリ」に移され、発酵は自然な状態(野生酵母)で行われます。発酵中には1日に3~4回混ぜられ、発酵が終わるとバランスが望ましい状態になるまで葡萄と接触を続けます。その後、マロラクティック発酵(MLF)を経て、一部のワインはクヴェヴリで、もう一部は樽で熟成されます。最終的に、両方をブレンドして瓶詰めの準備を行います。このプロセスはワインの品質を最大限に保つために行われます。

味わい:
明るいルビー色に紫がかった紅色が混ざり合い、香りはブラックマルベリーや甘いチェリーが豊かです。味わいはブラックマルベリー、ブラックベリー、チェリーの風味が楽しめ、柔らかくバランスの取れたベルベットのようなタンニンが特徴です。長く純粋な後味が残ります。

食事とのペアリング: 鶏、豚、牛、ジビエ、グリル、スパイス煮込みとの相性が抜群です。様々なスタイルの熟成チーズとも良く合います。