今回はジョージアの伝統的蒸留酒「チャチャ」です。

チャチャとは:

ジョージアの伝統的なブランデーの一種で「ジョージアのグラッパ」と称されます、葡萄の搾りかす(果皮、種子、茎など)を原料として蒸留して作られます。ジョージアでは非常に人気があり、国民的な飲料として親しまれています。蒸留過程でアルコール度数は通常40%以上に達し、クリアで強烈な風味が特徴です。チャチャはそのピュアな形でも楽しまれますが、ハーブや果物を加えて風味付けされることもあります。

ムカドチャチャが絶賛される理由:

葡萄の搾りかすを使用せず、若いワインのみを蒸留に用いることで、その品質と独特の風味を確保しています。このプロセスでは、蒸留時に「中取り」(心部分)の最も純粋な部分のみを抽出することに重点を置いており、これにより高い品質と洗練された味わいのチャチャが生み出されています。

 

ムカドチャチャの蒸留方法:

シャラン型バッチ蒸留システムを用い三回蒸留します。 第一蒸留 - ワインからすべてのアルコール分を分離します。 第二蒸留 - 「頭」(ヘッド)と「尾」(テール)を除去し、アルコール度数65 - 69%の「中取り」(ハート)を精製。 第三蒸留 - 味のプロファイルに最後の手を加え、数ヶ月の休息期間を経て、空気に無制限に触れさせます。最終的な味の確立時にブレンドを43%まで調整(加水します)。活性炭との接触させてろ過します。空気との重度の接触下での瓶詰めし完成です。

ムカドチャチャの味わい:

色は透明で、熟成とともに淡いピンク色になる場合があります。ブーケはわずかに刺激的で、革の香りがします。明らかな白い花と、このスタイルのチャチャ特有のナッツや揚げアーモンドのヒント。スパイスとナッツのタッチ、白い桑や黄色い梨のフルーツフレーバーが味わえます。フルボディで、甘く温かい味わいと長い余韻があります。

 

原料のブドウ品種:

葡萄品種: サペラヴィ、ムツヴァネ、ルカツィテリ、キシ、ヒヒヴィ

※ワインメーカーのラドはいつものワイナリーのコンサルなどを手掛けているので、それらで販売基準に満たないワインを原料として用いています。