「塞王の楯」
「塞王の楯」(上下) 今村翔吾 集英社文庫 ☆☆
第166回直木賞受賞作品
戦国時代、
城の石垣積みをする技能集団、穴太衆。
どんな攻撃からも城を守る石積みの頂点に立つ者を 「塞王」 といい。
一方、鉄砲鍛冶の集団のひとつに、国友衆があり、
どんな守りもものともしない鉄砲を作る者を 「砲仙」 という。
その鉄砲鍛冶と石垣積み、矛と楯の物語。
織田信長の一乗谷侵攻に始まり、
本能寺の変の直後、蒲生氏郷が籠る日野城の戦い。
関ヶ原の戦い前の、伏見城の戦い、大津城の戦い。
特に大津城の攻防は、
東軍に組した京極高次が少数で大津城に籠り、敗れはしたものの、
西軍の毛利元康と立花宗茂以下15,000人を足止めし、
結果関ヶ原の戦いには間に合うことが出来なかった。
時間を追うごとに変わる攻防の面白さ。
いささか現代的に解釈された感じがしないこともないが、
その面白さに一気読みさせられます。
『今からでもよいではないか。人はそう思った時から歩み始める』
京都、大阪
京都、北野天満宮
昨日、家族で京都へ。
来年の干支の置物の受注会。
来年は巳歳、
ということでかわいいヘビの置物がたくさん並んでいました。
会場の近くに北野天満宮があって、
ちょうど25日は天神市が開催されているとのことで参拝に。
食べ物のお店から、焼物や着物のお店まで、たいへんな賑わいです。
茅の輪くぐりもさせていただきました。
お茶道具屋さんで注文の品を受け取り、
大阪へ。
楓ギャラリー 大阪市上本町西1-4-20
いつも干支の置物でお世話になっている村田肇一さんが、
馬川晴美さんとの、陶2人展 ー2つの形ー
なかなかに面白い作い作品の数々、
6月30日までやっていますので、
興味のある方は是非。
食事は、
お昼は天神さんの近くでカレー、
夜は靭公園のそばで中華。
「草原の記」
「草原の記」 司馬遼太郎 新潮文庫 ☆
草原とは、モンゴルの草原のことであり、
司馬遼太郎は2回モンゴルを訪れていて、
それにまつわるエッセイというか、紀行文というか、、、
1年前に、友人の土建屋の親方から、
「司馬遼太郎とその時代 線中編」 という本をいただき、
1年たってやっと読みました。
司馬遼太郎の陸軍の足跡とその時を丁寧にたどっています。
その中で書かれていた満州の頃のことに少し興味が出て、
「草原の記」を30年ぶりに再読。
匈奴のこと、モンゴル帝国のこと、旧満州国のこと、、、
その時の通訳の女性が、旧満州国で日本人の女性教師に教わっていて、
記憶に残る言葉として、
『蒙古がよくなるために、日本のいい文化をとり入れなさい。
日本に学ぶといっても、日本人になるというのではないのです』
父の日のプレゼントに
6月16日は父の日です。
日頃の感謝を器にかえて。
ビール、ウイスキー、焼酎、、、
お好みのグラスを探してみませんか。
1,980円から5,500円
ぐい呑
1,320円からいろいろと、、、
これから暑くなりますが、キリッと冷えた日本酒を、
その日の気分で器を変えて楽しむのも一興です。
有田焼・喜鶴製陶のロックカップ
メタリックな木目調で4色、1客、2,420円
オンザロックはもちろん、
お酒だけでなく、コーヒーやお茶を飲むのにもお使いいただけます。
陶房阿呍のマグカップ
2,530円、2,640円、3,190円
人気のシリーズです。
他にもいろいろと取り揃えています。
一度ご覧になってください。