[マーブル館殺人事件」
「マーブル館殺人事件」(上下) アンソニー・ホロヴィッツ 創元推理文庫 ☆☆☆
『音楽家も、画家も、映画監督も同じですよ……本人の人生と作品とは分けて考えないと、
テレビで流す番組も、壁に掛ける絵も、棚に並べる本も、何ひとつ残りませんからね。』
「カササギ殺人事件」、「ヨルガオ殺人事件」に続く、スーザン・ライランドシリーズ第3弾。
週刊文春ミステリーベスト10 2025年海外部門第1位。
1955年の南仏コート・ダジュールを舞台とした小説「ピュント最後の事件」をめぐる物語と、
現在それに携わる原作者と編集者に関するミステリーの2重構造になっていて、
それが巧妙に絡まっていています。
古き良き推理小説、アガサ・クリスティーへのオマージュ。
それだけではなく、現在の最新事情も上手く押さえていて、
ユーモアに満ちた語り口で最後まで引き込まれます。
シリーズ3作の中ではいちばん楽しめました。
『知らない悪魔より知っている悪魔の方がまし』
名古屋、京都、大阪
昨日、毎年恒例の食器業界の展示会が名古屋であり、朝5時からクルマで出かけて来ました。
途中、香芝SAで休憩すると、警察関係と思われる車両が結構な数止まっていて、
高市総理と韓国の李在明大統領の法隆寺訪問の警護なのかと。
幸兵衛窯 パステト
古代エジプトの九栄神のひとつで、猫の姿をした天空の女神といいます。
九谷焼 招き猫
信楽焼 窯守ねこ
ほかにも、京焼・清水焼、常滑焼、四日市万古焼、ガラス、、、
取引先と商談をし、また新たに九谷焼の取引先が出来て、
これから楽しみです。
お昼はラーメンとギョーザ。
京都では、鬼、お多福、おひな様、そして印伝の小物を注文。
大阪のガラス屋さんでは、八千代切子をはじめ新商品を見せていただきました。
一通り終わったのが17時過ぎで、
そのあとなんばのデパートへ。
バタバタしていて、夕飯はサービスエリアで牛めし。
「三河雑兵心得17 関ヶ原仁義(下)」
「三河雑兵心得17 関ヶ原仁義(下)」 井原忠政 双葉文庫 ☆☆
いよいよ関ヶ原の戦い。
家康は長期化する城攻めを嫌い、短期決戦を目指す野戦を選択。
但し、秀忠軍が上田合戦に手間取って間に合っていない。
さらには、西軍の毛利と小早川の不確実なこと。
石田三成率いる西軍も戦略がはっきりせず、そのまとまりは悪く、
一部は大津城攻略に手間取っていて関ヶ原には間に合っていない。
また、大きな戦力となるはずの島津との連携ができていない。
不確実要素が大きく占める中、戦端が開かれていく。
主人公の植田茂兵衛・五十四歳、
足軽小頭に補任されて以来、部下を持って三十年、
小馬印を押し立てて、鉄砲百人組を率いて家康本陣のその前へ。
『要は、言うべきときにはちゃんと指導し、そうでもないときには放置し、自由にやらせる。
結果責任はすべて自分が負う。』
『徳川の次世代を担う若者たちが着実に育っている。
茂兵衛たちの時代のような、泥臭く、少し意固地で、血腥い猛者連中とは異質だが、
育ちのよさからくる素直さ、聡明さは新しい時代の担い手として、十分に期待できるのではと思えてきた。』
小早川陣地への問鉄砲からの小早川軍の裏切りによって、戦いは東軍の勝利に。
次回、残された島津軍の退却戦、島津の退き口。
どうする茂兵衛。
「兵諫」
「兵諫」 浅田次郎 講談社文庫 ☆☆
『遠い昔、楚の忠臣が主君を懼れ敬するがゆえに、剣を執ってその行いを諫めた。
王は悔い改めたが、臣は罪深さにおののいて、ついにみずからの足を断ち切ったという。
兵を挙げてでも主の過ちを諫める。すなわち兵諫である。』
「蒼穹の昴」シリーズ第6部。
1936年12月の西安事件を中心に物語が語られます。
『資本主義は植民地経営なしでは成立しえない。』
西安で張学良が蒋介石の身柄を拘束。
結果、第2次国共合作がなり、抗日民族統一戦線が成立するに至る。
『公正か不正かではない。信義にまさる法などあってはならない』
1936年2月、日本では二・二六事件が起こっている。
『日本の国家神道にはそもそも教義がないから、その実は宗教ではなく、伝統祭祀もしくは慣習である。
よって他の宗教との共存が可であり、時と場合に応じてどのような形にも変容する。』
次回いよいよ最終話。
どこへ連れて行ってくれることか。
『合衆国には金持ちはいくらでもいるが貴人はいない。』
















