まず、リーキーガットを起こします。
私たちの消化管の細胞の隙間を広げて、比較的大型のタンパクであるレクチンが体内に侵入することから始まります。
その前に私たち人間は四段階の防御機構で対抗しています。
①鼻汁や唾液(ムコ多糖)で捕獲
②胃酸:これは結構強力でかなりのレクチンを破壊するそう。
だから、制酸剤は避けたいですね
③微生物叢:個人差はあるが、ある種のレクチンを分解する菌もいる
④腸管の細胞が分泌する粘液で捕獲
それらを突破する大量のレクチンが襲ってくると
とうとうリーキーガットをおこします。
そして、シアル酸という糖タンパク(腸・脳・神経末端の間・関節・あらゆる体液・血管壁にある糖分子)にくっついて、さまざまな障害を起こします。
ブレインフォグや関節の異常、免疫系を混乱させると自己免疫疾患にも。
さらにホルモン様の作用をしたり、ホルモンの働きを阻害したり・・。
例えば、小麦胚芽凝集素(小麦胚芽にあるレクチン)はインスリンに似た働きをして、脂肪を溜め込みます・・そう肥満の原因にも。
私たち生物が大昔から 植物から栄養を得るために 創意工夫をしてきていましたが、今は栄養ファーストで、植物への警戒心が失せてしまっているように感じます。
植物の栄養をいただくために必要な大事な知識の一つがレクチンです。