映画『赤羽骨子のボディガード』を観て参りました。

 

 

パンフレットの赤色が印象的だったので再現してみました

 

 

私、原作漫画の方は存じておりませんので原作との比較というタイプの感想は行えません、ご了承ください。

個人的に、原作を知って原作持ち実写映像作品を観るというスタイルは終始「答え合わせ」あるいは「間違い探し」ということになりがちなので理想的な出会い方だとは思っていません。すでに原作を知ってしまっていた場合は仕方ないので上記の見方に陥らないよう注意しながら観ますが…。

 

というわけで感想ですが、テンポよく進んで肩の力を抜いて楽しめました。「んなアホな」とツッコミながら笑って見られると思います。

3年4組全員の名前を覚えられたわけではないのですが、中でも主要な人物は数人規模になりますので彼らさえ認識できれば混乱して物語が訳の分からない状態になることはほぼありません(まあ、似たような顔のキャラはいるので彼らについては混同しやすいかもしれません)

 

クラスメイトは皆「超高校級の才能」を有している・・・と書くと別作品ですね(笑)

ただ、その才能もそこまで万能ではなく、結構ピンチになるので話が楽勝モードにはならなくてよかったです。

 

私は土屋太鳳さんのファンなので今回の尽宮正親に注目して観たのですが、非常に面白かったです!

本当は女性なのに一見男性のように振舞わなければならないところとか、敵だが味方でもあるという点、狂気を感じさせながらも根は可愛いという点など色々相反する側面を内蔵したキャラなのですが、実に心地よく演じられていました。下品に陥らず上品ささえ持ったキャラに仕上がったと思います。

目立ったアクションシーンは最初の戦いくらいしかないのですが、出番自体は多くファンとして嬉しい限りでした。

最初、私は「眼帯をした狂気でユニークなキャラ」ということで真島吾郎みたいなキャラなのかな?と思っていたのですが、それとは違いました(苦笑)一言で言うと「ヤンデレ」なキャラで途中から完全にお笑い担当となりました(カッコいいところもありますが)。

赤羽骨子が正ヒロイン、棘屋寧が準ヒロインだとすれば、尽宮正親はダークヒロインです。

私は『ウルトラマンR/B』ではダークヒロインな美剣サキが正ヒロインの湊アサヒより好きなので申し分なかったです(笑)

思えば美剣サキも世話焼きでしたが、尽宮正親も中々の世話焼きでした。

そして、尽宮正親と赤羽骨子、姉妹揃って天然なのはDNAの賜物でしょうか?(笑)

 

そして、遠藤憲一さん演じる二人の親である尽宮正人、あなた色々と教育を間違えてませんか?(苦笑)

もとはと言えばこの人が騒動の原因のような気がするのですが、そのふざけたオッサンな様子の中でも締める時は締める渋さも持ちあわせているのは遠藤さんの力故なのでしょう。

 

また、今回驚いたことなのですが…

映画を観て「今回のクレジットのトメ(キャストで一番最後に名前が載る人。大御所であることが多い)は遠藤憲一さんだろうな」と思ってたら、トメは土屋太鳳さんだったのです!!!(遠藤さんはトメ前(=トメの一つ前))

私にとっての本作の感動要素の1つでした!!

 

 

 

 

【特撮作品的に考える『赤羽骨子のボディガード』】

 

まとめてみようと思いましたが、登場人物が多いために拾い切れているか自信がありません(苦笑)ひとえに私の力不足です。

1話だけゲストで出ているという方も多く、私にとっての鬼門である戦隊シリーズに出ているかたも多いです。

私が追えた部分では…

 

 

坂口涼太郎さん→『仮面ライダーフォーゼ』や『仮面ライダーエグゼイド』でゲスト

 

松岡広大さん→『特捜ゴーバスターズ』での岩崎リュウジ(青年期)

 

大久保桜子さん→『宇宙戦隊キュウレンジャー』のカメレオングリーン

 

工藤美桜→『仮面ライダーゴースト』の深海カノン、『魔進戦隊キラメイジャー』のキラメイピンク。当時話題に。

 

戸塚純貴→『仮面ライダーウィザード』の奈良瞬平。ウィザード組では特に出世して活躍している?

 

木村昴→『仮面ライダーリバイス』のバイス(CV)。それにしても柔道家役が似合ってましたね!

 

皆川猿時さん→『仮面ライダー555』のドルフィンオルフェノク。人畜無害な一般市民オルフェノク。劇中生存したまま退場。イルカって善玉扱いされがちだね!

 

山本千尋さん→『ウルトラマンジード』他。

あらゆる特撮ヒーロー作品に出ています。今回は中国剣ではなく日本刀を所持しています。鳥羽ライハに見慣れた身としては不思議な光景です(苦笑)

今回は特に喋らず表情だけ作っていると傍らの人が通訳してくれるという「炎上のデスローグ方式」なキャラでした。

 

遠藤憲一さん→『忍者戦隊カクレンジャー』他

東映特撮ヒーローでは何かと常連な遠藤さんです。

『忍者戦隊カクレンジャー』の貴公子ジュニアが特に有名ですが、同じ役を30年後の2024年に演じることとなったのですから凄いです。

~戦隊シリーズは通常ではできないテンションで演技ができるから楽しい~と『特捜戦隊デカレンジャーTHE MOVIE フルブラスト・アクション』のインタビューで語られていたと記憶しています。

 

土屋太鳳さん→『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』他

エメラナ姫です!そういえば赤羽骨子の髪形は『ベリアル銀河帝国』時のエメラナ姫と同じ方向性ですね(ダブルお団子っぽいヘアスタイル)。

太鳳さんは姫もいいですが、今回の尽宮正親みたいな役も素敵だと思うので是非色々演じていただきたいものです♪

 

 

 

 

 

 

 

皆様も酷暑にお気を付けください。