『逆転裁判456 王泥喜セレクション』今回は『6』の第四話の感想を書きたいと思います。

前回は非常に長い文章になってしまったので今回は簡潔に書きます、

話自体も短いですし。

 

ネタバレ全開であり、シリーズ過去作についてのネタバレも含みます。

ネタバレを避けたい方はブラウザバックをお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【第四話 逆転寄席】

 

 

昔、このタイトルを見た時「いきなり何だ?」となりました。

舞台は日本になるのですが、この話は完全に作品上の物語全体の縦軸タイプの話ではなく、横軸タイプです。

まさか第四話で横軸を投入してくるとは思いませんでした(笑)

 

この話、シリーズの位置づけとしては【『逆転裁判5』特別編(後日談)】にあたると思います。

本話最大の目玉は間違いなく

 

心音×ユガミのペア実現

 

です。

正直言うとこれは熱い!

そして、ペアとして非常に収まりがいいのです。

まだまだ未熟な心音のピンチにユガミが助っ人参戦するという展開。

ユガミという半ば不良な検事(変な表現(笑))だからこそ弁護士席にやってくるというのは、彼のキャラにも合っています。

一方で心音について、私は当初「前作から成長して一人で弁護士席に立てるようになったのかな?」と思ったのですが、まだまだそんなことはありませんでした(苦笑)

と言いますか、現実的に考えれば未成年で弁護席に一人だけで対応なんて無茶ぶりです。まあ、一人で検事席に立っている冥はどんだけ凄いんだ、という話でもありますが(苦笑)

ただ、心音も一応前回と違って心が折れることはなかったようなので「そこは成長したのかな?」とは思いました。

まあ、未熟なプレイアブルキャラというのは今や貴重ですし、そういうキャラがいないと話が面白くならないという部分はあります。ナルホドもオドロキも強くなりすぎ!(苦笑)

今回彼女のテーマBGM「希月心音 ~法廷の革命児2016」は前回からアレンジされており、前回が綺麗な感じだったのに対して今回はギターテイストが押し出されていてしびれるようなカッコよさがあります(哀愁を感じさせる部分さえあります)。

BGMは成長したような感じが非常に滲み出ているのですが、今回の活躍はそこまでには至っていないように思われます。

とはいえ、ユガミの「心理操作」ぽいことをするシーンもあって今回のプレイで「おっ!」となりました。

 

代わりにユガミが本当に頼りになります。惚れます!(笑)

味方サイドになると本当に心強い!

(代わりにナユタ検事が妙にセコイ真似をして小物っぽいのですが…)

 

とにかく、この話は二人のペアを愛でる話です(断言)

 

主役は心音ということでココロスコープが出て来ますが、「ミステリー×心理学」となると定番のネタである「多重人格者」が遂に登場します(現実世界の多重人格者とは趣が異なる(現実離れ)とは思いますが、つまるところ『逆転』ワールドにリアルを押しつけるのは野暮だと思われます)。

今までも「時効」や「一事不再理」等のミステリーの定番ネタは出て来ましたが、定番ネタを扱ってこその『逆転』シリーズとも思えるので、「こう料理しちゃうんだ」と非常に面白い気持ちでプレイできました。

 

話のテーマは「師弟」だと思うのですが、事件関係者だけでなく心音・心音の母とユガミにも「師弟」があるので対比に近い形になっていたと思います。

「師・兄弟子は弟子・弟弟子の人生に関する面倒をとことん見る」という少々昔気質な描写が見られます。これは好き嫌い分かれるかもしれませんが「人間関係・コミュニケーション論」の一つとして私は眺めさせていただきました。

 

 

残りはあと少し、早めに感想をまとめたいと思います。