※2023/09/04一部文章を整えました

 

 

2023年も9月になりました。

お疲れさまです。

 

 

私は数年前の2本の映画を今更ながら観てました。

 

1つ、『機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)』

 

1つ、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』

 

 

【感想1:『機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)』】

 

何かに似ているなぁと思ったのですがわかりました。怪獣映画でした(笑)

 

「怪獣という人知を超えた強大な力に対して人間が超兵器などで無理して挑む」

『NT』もそんな感じでしたね(笑)

『NT』においては「怪獣=フェネクス」、「人類=連邦、ジオン」という感じでしょうか。

途中でⅡネオ・ジオングという第2の怪獣も擁立されてきましたが。

「2大怪獣の大激突」なんていうのも実に怪獣映画らしいじゃないですか!(笑)

 

話は宇宙世紀ガンダムのNTの超常現象にあれこれ(強引に)説明を付けてる感じでしたけど、そこまで本編でやる必要あったのかな~?という気がしないでもないです。

今までの作品だと「口で説明できない人の力」という演出で尊い感を醸し出していたところもあるのに蛇足ではないか?…という訳です。

何でもかんでも合理的説明を付けたいファンの悪い癖かもしれません(『NT』の原作者も元々富野作品のファンなわけで…)。

しかも、説明されていたことは大体ファンの間では考察されていたことですから「今更」感もありました(苦笑)

 

そして『機動新世紀ガンダムX』ファンの私として一言・・・

 

 

宇宙世紀のニュータイプの方がよっぽど超能力者でしょうが!

 

 

・・・ということです。

まったく…。

(この点で散々嫌な思いをしてきた記憶があるので、つい愚痴が(苦笑))

 

 

 

【感想2:『シン・エヴァンゲリオン劇場版』】

 

『エヴァ』には思い入れはなく未だに旧劇場版を観ていないのですが、今回は観ました、一応本作で「強引でもエヴァは成仏した(とうことになった)」という話だったので。

本編は・・・

 

序盤:「働け」キャンペーン

中盤:数の暴力と呼ぶべき戦闘

終盤:「みんな!エヴァンゲリオンを卒業しよう!」キャンペーン

 

といった具合でしたね(笑)

冒頭にこれまでのおさらいを流していたのはよかったです。そりゃ、約10年ぶりの続編ですから『Q』等の内容は覚えてませんよ(笑)

 

そして、途中から「落とし前」というワードがよく出て来ましたが、これって監督の

「かつて気持ちの赴くままに『エヴァ』を作ってしまったことへの落とし前を付ける」

ということですか!?(笑)

終盤は相変わらずメタな演出やってきましたが、上述の「エヴァンゲリオンを卒業しよう!」キャンペーンが笑えてきました。

そして、最後の『エヴァ』から離れた ※いい男(笑)=シンジ君(笑)

 

※”いい男”ではなく”いい男(笑)”と表現したのは”いい男ではない人間が考えたいい男像”に見えたからです(笑)

大人シンジ君の声を担当した神木隆之介氏はかなりオタク側の人間というイメージがありますし。

 

もはや、そこまでしてでも幕引きするしかなかったのでしょう。

 

あとは、庵野監督が「今の自分なら『エヴァ』を利用してもっと面白い表象ができる」と思い立って復活させようとしない限りは無事終幕でしょう。あとは静かに眠りについていただくよう供養塔とともに供養いたしましょう。

 

 

ちなみに、終盤の人を捨てた碇ゲンドウの顔がミラーナイトに見えてしょうがなかったです(笑)

(目の部分を一直線ゴーグル状にすると特撮味が増しますね)