下弦の月よりちょっと早めでしたが、本日は『月待講 ～めぐる季節の中で心をととのえる～』の日でした。
今回、前日にご都合つかなくなりキャンセルの方が多く、これは今回は中止か？と思われたのですが、一緒に講元をしている太田ひまりさんとたくさんの対話を重ねて、やりましょう！となり、そうしたら参加してくださる方とつながり。
おかげさまで場をつなぐことができました。
かつて二十三夜（下弦の月）に女性が集い、飲食を共にしながら対話や祈りの場として、かつていろいろな地域であった月待講。
なぜ、廃れてしまったのだろう、と考えて。
ただしゃべる、というだけだったら他でもできるし、ましてやこの刺激と情報・楽しみに溢れた現代では、無用なものに感じられるかもしれないね、と。
と当時に、本当に対話できているんだろうか、かつてはできていたことができなくなってはいないか？という気もして。
自分の心にも、相手の心にも耳を澄ます、そのままを受け止める、ということから生まれる希望を大切にしたい、というのが２人の共通したものでした。
もっとも、いろいろ話す中で理想に届いてない自分たちというのも見えてきたのですけどね
でも、それでもそっちに向かって進みたい。
というわけで、めでたく開催
必ず行きます！とメッセージくださった参加者さんもいて、とても嬉しく心強かったです。
秋の恵み、柿と栗、稲穂にお米をしつらえて。
日常から離れ、今ここの自分に立ち戻っていただいてから、高月美樹さんの『和暦日々是好日』手帳の美しい言の葉に季節を感じつつ、対話へ。
前回は、ままならない人生についてのお話が多く割と重めの話だったのですが、なぜが爆笑に次ぐ爆笑の嵐の会でしたが、今回は笑いありつつも、耳を澄ますことを意識して日常を送っていたという経験が反映されて、ただ耳を澄ますに集中するよりやりとりを大切にした場となりました。
それでも言いたいことを言ってスッキリ！というおしゃべり（それも大好きですが。）でなく、耳を澄ませて自分も相手も受け止めるという素地が整いつつあり、回数を重ねるごとに育つものを感じられる場でした。
むしろ私たち以上に、耳を澄まし心を澄ますということを日常生活に戻って意識して毎月来てくださるニックネームお日様さんの言葉は、深いものがあり。
難しい女性だけの職場での会話に巻き込まれることなく、穏やかに距離をとって、心地よく平和でいられるようになったそうで。（掲載、ご本人了承済。）
みんながそれぞれ生きている。
誰が間違っているとかいないとかではない、と思っていてもザワつく時ってあると思うのですけど、そこにゆったりと向き合っていけているようで。
月待講は、昔は集落ごとにやっていて、好きな人も嫌いな人とも共に繰り返し過ごす中で、お互いに程よい距離で活かしあっていくことにも大切な役割があった、というのが私たち講元２人が月待講に惹かれた理由でもあり、しみじみと本当に嬉しかったです。
こういうふうに会話すればいい、というテクニックではなく、心の体験を一度でもしたならば（そこに行きつくまでには個人差があるでしょうけど。）何かが変わっていく。
世界はより良くなっていく。
そんな希望を感じます。
とてもささやかで、当たり前の言語でのコミュニケーションがまるで違う様相を帯びてくる。
今回は、人数が少なかったこともあり、違った角度から耳を澄ます心を澄ますを体験していただこうと、月待講では初めてＮＶＣカードも使ってみました。
流れるようにひとりの話が次の人の話へとつながっていきながら、自分が何を大切にしていて、何を求めているのか。
ツールに使われてしまったら無意味なのですが、みなさん、いつもとは違う心のやり取りを体験していただきました。
その後は、お楽しみにスイーツ・タイム
『お野菜懐石manaya』さんの月待講のために作っていただいた今月のスイーツは、和紅茶とフルーツの鍋とアップルタルト。
いや、もう、毎月幸せ……
自然のやさしい甘みに、ホッと身も心もゆるみ、さらに対話は続くのでした。
年内の月待講の予定は、１１月３０日（金）と１２月２６日（水）です。
１２月の下弦の月は２９日なのですが、年末ですのでちょっと早めの２６日に開催いたします。
お心惹かれる方、お待ちしております♪
『月待講 ～めぐる季節の中で心をととのえる～』
◆日時：１１月３０日（金） １２月２６日（水）１３時～１６時
◆場所：お野菜懐石manaya（安曇野）
◆参加費：１５００円（スイーツ・ドリンク代）
◆お申込み：こちら（←クリック）
お名前・人数・連絡先をお知らせください。
募集中
１２星座の参加者が一堂に集い、対話を通して自分と世界のつながりを感じる時間です。
長野では初開催です！
占星術 対面・オンラインセッション / イレクショナル占星術