ホッと一息。
長い連載を終えて、星也が。
5年間引きこもりつづけ、
母親を殺すため、筋トレに励み、
機会を窺っていた
引きこもり少年が、
東日本震災の惨状に麻痺した心を
動かされ、ついに家を出る決心をする。
ジオラマの、ケンジたちの
世界から一歩踏み出す。
小説はそこで終わるつもりでした。
ところがある人に、
「引きこもりって、そんな簡単なもん
じゃないよ、大変な大変な苦労しないと、
外へ簡単には出られないそうだよ」と
話を聞いて、私は思った。
なら、続きを書くことにしようと。
ここまでの分は一冊にして、
出版してくれると言う人が居れば
いいなと。
まあ、辛気臭い物語でしたから、
無理でしょうが。