製作年:2020年
製作国:日本
上映時間:104分
<内容紹介>
直木賞を受賞した桜木紫乃の自伝的小説を、「百円の恋」「全裸監督」の武正晴監督が映画化。
北海道の釧路湿原を背に建つ小さなラブホテル、ホテルローヤル。
経営者家族の一人娘・雅代は美大受験に失敗し、ホテルの仕事を手伝うことに。
アダルトグッズ会社の営業・宮川に淡い恋心を抱きながらも何も言い出せず、黙々と仕事をこなすだけの日々。
そんな中、ホテルにはひとときの非日常を求めて様々な客が訪れる。
ある日、ホテルの一室で心中事件が起こり、雅代たちはマスコミの標的となってしまう。
さらに父が病に倒れ家業を継ぐことになった雅代は、初めて自分の人生に向き合うことを決意する。
波瑠が主演を務め、松山ケンイチ、安田顕が共演。
脚本は「手紙」「イエスタデイズ」の清水友佳子。
監督:武正晴
脚本:清水友佳子
原作:桜木紫乃
出演者:波瑠、松山ケンイチ、余貴美子、原扶貴子、伊藤沙莉、岡山天音、正名僕蔵、内田慈、冨手麻妙、
岩永丞威、稲葉友、斎藤歩、友近、夏川結、衣安田顕
[視聴日] 2022年8月20日
[視聴媒体] Amazon Prime Video
桜木紫乃の直木賞受賞作「ホテルローヤル」。
文庫化されたタイミングで購読しました。
で、映画の方も Amazon Prime Videにて配信開始と同時に視聴。
原作の方は短編集で、各話ごとに「ホテルローヤル」
に関わる人物そろぞれの視点で物語が書かれていました。
映画の方は、「ホテルローヤル」のオーナーの娘(波瑠)の視点で
「ホテルローヤル」に関わる人物を見た話しになっています。
余貴美子演じるホテルの従業員が、
自分が子供の頃の母との思いでを振り返るシーン。
子供時代の余の母親を演じるのが「友近」なのは、
もはや仕込まれたネタとしか思えなかった(笑)
友近、よく余貴美子のモノマネしてますよね?
映画を観ながら、ちょっとエロい女性脇役を探すのが
私のライフワークとなっています。
「愛しのアイリーン」での「河合青葉」
「罪の声」での「篠原ゆき子」
「望み」での「早織」
そして今回はこの方。
内田慈さんです。
正名僕蔵の奥さん役で登場。
日々、育児&介護をしながらのパート勤め。
手にした5,000円で御馳走を買おうと思ったが、
ふと「旦那とラブホに行こう」と思い、「ホテルローヤル」へ。
心置きなく大きな声が出せ、以来常連となる^^
岡山天音(高校教師)と伊藤沙莉(生徒)の心中については、
あまりにもそこに至るまでの描写が希薄すぎ・・・
原作の衝撃にはほど遠かったかな。
眼鏡をかけた波瑠が波瑠に見えない。
(蒔田彩珠に見えなくもない・・・)
桜木紫乃の "暗い北国の田舎での隠微な世界観"を描いた小説が
結構好きだったりします。
以下は読書記録。
ホテルローヤル (集英社文庫) / 桜木 紫乃
・単行本:2013年1月 集英社
・文庫本:2015年6月 集英社文庫
<内容紹介>
北国のラブホテルの一室で、心をも裸にして生々しく抱き合う男と女。
互いの孤独を重ねる中に見えてくるそれぞれの人生の大切な断片を切り取る。
第149回直木賞受賞作の文庫化。(解説/川本三郎)
読了日:2016年6月3日