ののはな通信 (角川文庫) / 三浦しをん | アラ還男の終活日記

アラ還男の終活日記

50代半ばの男です。四捨五入すれば還暦なのでジャンルはアラカン。
終活として人生で起きた出来事を書き残して行くことにしました。
色事多し(苦笑)

振り返ると間違ってばかりですが、その辺りも包み隠さずに。
間違い=色事関連多し(苦笑)

 

 

 

・単行本:2018年5月 KADOKAWA

・文庫本:2021年6月 角川文庫

 

<内容紹介>

最高に甘美で残酷な女子大河小説の最高峰

 

横浜で、ミッション系のお嬢様学校に通う、野々原茜(のの)と牧田はな。

庶民的な家庭で育ち、頭脳明晰、クールで毒舌なののと、

外交官の家に生まれ、天真爛漫で甘え上手のはな。

二人はなぜか気が合い、かけがえのない親友同士となる。

しかし、ののには秘密があった。いつしかはなに抱いた、友情以上の気持ち。

それを強烈に自覚し、ののは玉砕覚悟ではなに告白する。

不器用にはじまった、密やかな恋。

けれどある裏切りによって、少女たちの楽園は、音を立てて崩れはじめ……。

 

運命の恋を経て、少女たちは大人になる。

女子の生き方を描いた傑作小説。

 

 


読了日:2021年7月1日

 

 

私的には、2021年に読んだ小説の中では 

この作品が1番だったかなー

三浦しをん女史の魂がこもっていると感じました。

 

 

主人公2人の年齢設定が、私と同じというとこが

ツボってのかな? 

 

2人の女性の間を往復する書簡を綴った話ですが、

人が成長していく姿が感じ取れました。

 

ちなみにこの2人、女子高時代は恋愛関係になります。

最後は 3.11 の時期で、そこで物語は終わります。

 

 

解説を辻村深月が記しているのですが

「三浦さん、この小説を書いてくれて、ありがとう。」と言っています。

まさにその通りです。

 

この作品の続編もありだと思うけどどうかなー

 

あと「映画化するなら、女優さんはこの人かなー」などと

勝手にキャスティングを妄想したりします(笑)