BS松竹東急にて、
「映像の魔術師・ウォン・カーウァイ特集」と銘打って
4作品が放送されていました。
録画して鑑賞してみました。
恋する惑星 4Kレストア版 / 重慶森林/Chung Hing sam lam/Chungking Express
製作年:1994年
製作国:香港
上映時間:102分
<内容紹介>
香港を舞台に若者たちのすれ違う恋模様をスタイリッシュに描き、
ウォン・カーウァイ監督の名を一躍世界に知らしめた群像ラブストーリー。
エイプリルフールに失恋した刑事223号は、
振られた日から1カ月後の自分の誕生日までパイナップルの缶詰を毎日買い続けている。
恋人を忘れるため、その夜出会った女に恋をしようと決めた彼は、
偶然入ったバーで金髪にサングラスの女と出会う。
一方、ハンバーガーショップの店員フェイは、店の常連である刑事633号あての手紙を店主から託される。
それは刑事633号の元恋人からの手紙で、彼の部屋の鍵が同封されていた。
彼に淡い恋心を抱くフェイは、その鍵を使って部屋に忍び込むが……。
刑事223号を金城武、刑事633号をトニー・レオンが演じる。
第14回香港電影金像奨で最優秀作品賞など3部門を受賞した。
1995年に日本初公開。2022年には4Kレストア版が「WKW4K ウォン・カーウァイ4K」
(22年8月19日~シネマート新宿、グランドシネマサンシャイン、シネマシティほか)で上映。
監督:ウォン・カーウァイ
脚本:ウォン・カーウァイ
出演者:トニー・レオン、フェイ・ウォン、ブリジット・リン、金城武、ヴァレリー・チョウ
[視聴日] 2024年2月18日
[視聴媒体] BS松竹東急(録画)
天使の涙 4Kレストア版 / 堕落天使/Fallen Angels
製作年:1995年
製作国:香港
上映時間:99分
<内容紹介>
「恋する惑星」のウォン・カーウァイ監督が、
ネオンきらめく香港の街で男女5人が織りなす切ない恋愛模様をポップな映像で描いた群像劇。
当初は「恋する惑星」の一部として描かれる予定だったエピソードを、独立した作品として完成させた。
孤独な殺し屋の男と、そのエージェントを務める女。
仕事に私情を持ち込まないことが彼らの流儀だったが、2人の関係は揺らぎつつあった。
一方、口がきけない青年モウは、夜ごと他人の店に入り込んで勝手に営業している。
ある日、モウは失恋したばかりの女に出会い、恋心を抱く。
殺し屋を「ラヴソング」のレオン・ライ、エージェントを「フラワーズ・オブ・シャンハイ」のミシェル・リー、
モウを「恋する惑星」の金城武が演じた。
カーウァイ監督作の多くを手がけるクリストファー・ドイルが撮影を担当。
1996年に日本初公開。2022年には4Kレストア版が「WKW4K ウォン・カーウァイ4K」
(22年8月19日~シネマート新宿、グランドシネマサンシャイン、シネマシティほか)で上映。
監督:ウォン・カーウァイ
脚本:ウォン・カーウァイ
出演者:レオン・ライ、ミッシェル・リー、金城武、チャーリー・ヤン、カレン・モク
[視聴日] 2024年3月3日
[視聴媒体] BS松竹東急(録画)
ブエノスアイレス 4Kレストア版 / 堕落天使/Fallen Angels
製作年:1997年
製作国:香港
上映時間:99分
<内容紹介>
「欲望の翼」のウォン・カーウァイ監督のもと、レスリー・チャンとトニー・レオンが恋人役を演じ、
アルゼンチンを舞台に繰り広げられる男同士の切ない恋愛や人間模様を描いたラブストーリー。
激しく愛し合いながらも別れを繰り返してきたウィンとファイは関係を修復するためイグアスの滝へ向かうが、
途中で道に迷って言い争い、そのままケンカ別れしてしまう。
その後、ブエノスアイレスのタンゴバーでドアマンとして働いていたファイのアパートに、
傷ついたウィンが転がり込んでくる。仕方なくウィンを居候させるファイだったが、
ケガから回復したウィンはファイの留守中に出歩くように。
そんな中、転職して中華料理店で働きはじめたファイは、同僚の青年チャンと親しくなる。
第50回カンヌ国際映画祭で最優秀監督賞を受賞した。
1997年に劇場公開。18年2月、カーウァイ監督の「欲望の翼」デジタルリマスター版の公開にあわせて、
Bunkamuraル・シネマで特別上映。2022年には4Kレストア版が「WKW4K ウォン・カーウァイ4K」
(22年8月19日~シネマート新宿、グランドシネマサンシャイン、シネマシティほか)で上映。
監督:ウォン・カーウァイ
脚本:ウォン・カーウァイ
出演者:トニー・レオン、レスリー・チャン、チャン・チェン
[視聴日] 2024年3月20日
[視聴媒体] BS松竹東急(録画)
花様年華 4Kレストア版 / トア版(2000年製作の映画)
製作年:1995年
製作国:香港
上映時間:98分
<内容紹介>
「欲望の翼」「ブエノスアイレス」のウォン・カーウァイ監督がトニー・レオンとマギー・チャンを主演に迎え、
それぞれ家庭を持つ男女の不倫の愛を描いた恋愛ドラマ。
1962年、香港。新聞編集者の男性チャウと商社で秘書として働く女性チャンは、
同じ日に同じアパートに引っ越してきて隣人になる。やがて2人は互いのパートナーが不倫関係にあることに気づき、
時間を共有するように。戸惑いながらも、強く惹かれ合っていくチャウとチャンだったが……。
設定の一部や世界観は「欲望の翼」から引き継がれており、
さらに2004年製作の「2046」へとつながっていく。
第53回カンヌ国際映画祭で最優秀男優賞とフランス映画高等技術委員会賞を受賞。
日本では2001年に劇場公開。18年2月、カーウァイ監督の「欲望の翼」デジタルリマスター版の公開にあわせて、
Bunkamuraル・シネマで特別上映。2022年には4Kレストア版が「WKW4K ウォン・カーウァイ4K」
(22年8月19日~シネマート新宿、グランドシネマサンシャイン、シネマシティほか)で上映。
監督:ウォン・カーウァイ
脚本:ウォン・カーウァイ
出演者:トニー・レオン、レスリー・チャン、チャン・チェン
[視聴日] 2024年4月7日
[視聴媒体] BS松竹東急(録画)
個人的には、花様年華が好きかな。
でも、もし私がトニー・レオンの立場だったら、
すぐに身体の関係を求めてしまうに違いない(苦笑)
2作目の「天使の涙」以外は、トニー・レオンが出ている。
以前レッドクリフという映画を見たとき、
トニー・レオンがガレッジセールのゴリにしか見えなかった覚えがあります。
左がゴリ、右がトニー・レオン
[視聴日] 2023年8月5日
[視聴媒体] NHK-BS(録画)
[視聴日] 2023年8月7日
[視聴媒体] NHK-BS(録画)
レッドクリフがトニー・レオンのゴリ化の最終形だとすると、
恋する惑星 → ブエノスアイリス → 花様年華
と順にみていくなかで、ゴリ化の推移がわかります。
<恋する惑星のトニー・レオン>
<ブエノスアイレスのトニー・レオン>
<花様年華のトニー・レオン>
<レッドクリフのトニー・レオン>