3/27に行われた、第91回春のセンバツの5日目は
明石商-国士館、大分-松山聖陵、啓新-桐蔭学園という対戦で行われた。
その各試合の模様について、お伝えして行く事としたい。
<明石商、投打が噛み合い快勝!!中森俊介が1失点完投勝利で、初戦突破!!>
明石商-国士館の対戦で行われた第1試合は、
明石商の投打がガッチリ噛み合い、明石商が国士館に快勝した。
明石商は2回裏、1番・来田涼斗の2点タイムリーなどで3点を先取し、序盤から優位に立つと、
明石商の先発・中森俊介は、この援護点をバックに快投を見せた。
中森俊介は、9回を1失点10奪三振という投球で、見事に完投勝利を挙げ、明石商を勝利に導いた。
来田涼斗は、8回裏にも犠牲フライを放つなど、3打点を挙げる活躍で、勝利に貢献した。
一方、国士館は9安打を放ちながらも、打線に繋がりを欠き、残念ながら初戦敗退となった。
<大分・長尾凌我の完投勝利で、松山聖陵を撃破!!>
第2試合の大分-松山聖陵の対戦は、
大分が初回、1死1、2塁のチャンスで、4番・中尾拓士の2点タイムリー二塁打で、2点を先取した。
大分の先発・長尾凌我は、初回の2点の援護をバックに、力投を続けた。
8回表、松山聖陵が1点を返したが、
1点差に迫られた大分は、8回裏に安藤陽斗の2点タイムリーで追加点を挙げ、突き放した。
結局、長尾凌我は最後まで投げ切り、1失点完投勝利で、大分を春夏通じて甲子園初勝利に導いた。
2日目(3/24)に、明豊が横浜を破ったのに引き続き、大分県勢が初戦突破を果たすという結果となった。
<啓新が番狂わせ!?桐蔭学園を破り、初戦突破!!>
啓新-桐蔭学園の対戦で行われた第3試合は、事前の予想では、昨年(2018年)秋の関東大会で優勝した桐蔭学園が有利との見方が多かったが、創部7年目で、春夏通じて甲子園に初出場した啓新が、事前の予想を覆し、見事な勝利を挙げた。
啓新は初回、3番・穴水芳喜、4番・竹原翔の連続タイムリーで2点を先取し、
まずは啓新が序盤から優位に立つという展開となった。
啓新は、先発・安積航大が7回3失点という粘りの投球でリードを保つと、
8回から登板した2番手・浦松巧が2回無失点とピシャリと抑え、
啓新が、桐蔭学園を5-3で破るという「大金星」を挙げた。
啓新の勝利のニュースは、地元の福井で号外が出たほど、意外な結果であったが、
優勝候補の一角・桐蔭学園を破った啓新の戦いぶりは、実に見事であった。
一方、16年振りのセンバツ出場を果たし、優勝も期待された桐蔭学園は、
残念ながら、まさかの初戦敗退という結果となってしまった。
かつて、高木大成や高橋由伸らの名選手達を輩出した桐蔭学園は、今回、久々に甲子園に帰って来たが、
今後も、激戦の神奈川大会を勝ち抜き、また甲子園に出場出来るよう、是非とも頑張って頂きたい。
そして、名門・桐蔭学園の復活を、私も願っている。