遂に、この日が来てしまった。
日付変わって、今日5月25日(土)は、いよいよ法明決戦の当日である。
当ブログでも、この法明決戦の前景気を散々煽ってきたが、私としても、とうとうこの日がやって来たという嬉しさでいっぱいである。
聞くところによると、法政大学で販売している学生向けの応援席の前売り券は、既に完売だそうである。
こんな事は、かつては法政の学生だった私もあまり聞いた事がないが、現役法大生の間でも、この法明決戦への期待が、かつてない程に高まっているという事だろう。
恐らく、明治側の方でも、法政と状況は全く同じであろう。
既に、法政ファン、明治ファンの熱気の高まりは凄い物がある。
きっと、神宮球場のスタンドの熱気が選手達にも伝わり、熱い勝負が繰り広げられるに違いない。
私も、神宮に行って法政に精一杯の声援を送るつもりである。
何度も書くが、歴史に残る名勝負になる事を願って止まない。
そして、最後に法政が勝ってくれたら、なお最高である。
さて、当ブログでは、東京六大学野球の歴史にまつわる話を、色々と書いて行こうと思っているのだが、
今回は、ここ最近の法明戦の傾向などについて、少し書いてみたい。
まず、法明戦の通算成績について。
2012年秋の終了時点で、法政と明治の通算対戦成績は、
明治203勝 法政190勝 24分
である。
通算成績で見ると、明治に少し分が良いようである。
次に、2008年春以降、つまり最近5年間の法明戦の内訳を見てみよう。
2008年春(優勝校:明治)
法政●2-7○明治
法政△2-2△明治
法政●0-6○明治
2008年秋(優勝校:早稲田)
法政●0-3○明治
法政●0-7○明治
2009年春(優勝校:法政)
法政○5-3●明治
法政○5-4●明治
2009年秋(優勝校:明治)
法政●1-5○明治
法政○3-1●明治
法政●2-3○明治
2010年春(優勝校:慶応)
法政●5-6○明治
法政●2-4○明治
2010年秋(優勝校:早稲田)
法政●1-4○明治
法政○8-5●明治
法政●0-1○明治
2011年春(優勝校:慶応)
法政●2-5○明治
法政○3-1●明治
法政○2-0●明治
2011年秋(優勝校:明治)
法政●8-9○明治
法政○3-1●明治
法政●2-3○明治
2012年春(優勝校:早稲田)
法政●2-4○明治
法政△4-4△明治
法政○5-4●明治
法政●3-5○明治
2012年秋(優勝校:法政)
法政○3-2●明治
法政○6-1●明治
以前の記事でも書いたが、ここ5年間は、明治が法政を圧倒していると言って良い。
ここ5年間の法明戦は、明治15勝、法政10勝、2分である。
5年10シーズンの内、明治が勝ち点を取ったのが7回と、
明治は法政に対して物凄く相性が良い。
まさに、お得意さん状態である。
法政にしてみれば、明治は苦手も苦手、相性的には最悪であった。
しかし、ここで注目して頂きたいのが、2009年春と2012年秋である。
そう、この2シーズンは、法政はいずれも最終カードの明治戦に連勝し、明治の目の前で優勝を決めている。
つまり、法政にしてみれば、明治に連勝出来れば優勝出来る、という話になる。
これほどはっきりとした傾向が出ているのは、何とも面白い話だと思うのだが、いかがだろうか?
法政は、難敵の明治に連勝した時に、栄光を掴んでいる。
つまり、今シーズンも、明治に連勝すれば優勝、という展開になるのではないか?と私は思っている。
逆に、もし明治が先勝したり、或いは法政が先勝しても2回戦を落として3回戦にもつれたりした場合は、一気に明治が有利になるのではないか、と私は予想する。
勢いの法政か、接戦に強い明治か、いずれにせよ、言うまでもなく初戦が大きな鍵を握っているのは間違いない。
まあ、どんな展開になろうと、私としては最後の最後まで法政の勝利だけを願っているのだけは変わらないので、
上記の話は、あくまでもこれまでのデータに基づいた無責任な予想の一つ、という事でご勘弁頂きたい。
いよいよ、運命のプレーボールは本日の10:30である。
法政、そして明治の野球部の健闘を心から願っている。
そして、このような大勝負を観戦出来る幸運に、心から感謝したい。