HOSEIM@STER CALL GUIDE for MILLION LIVE! 2ndLIVE -2ページ目

HOSEIM@STER CALL GUIDE for MILLION LIVE! 2ndLIVE

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当サイトは法政大学アイドルマスター研究会が運営する「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 2ndLIVE ENJOY H@RMONY!!」の曲考察サイトです。

「LIVE THE@TER PERFORMANCE」に続くミリオンライブ!のCDシリーズである、「LIVE THE@TER HARMONY」の記念すべき第一弾として発表されたユニット「レジェンドデイズ」による楽曲です。
星井美希の生みの親としても知られるmft氏ことオノダヒロユキ氏が作詞を手がけており。プラチナスターライブに向けて活動する"レジェンドデイズ"のシナリオや特徴的な掛け声を楽曲の歌詞に盛り込むなどゲームディレクターでもある氏の遊び心が歌詞の中にも反映されています。同時期に発表された"乙女ストーム!"の「Growing Storm! 」も同氏の作曲であることからこのような構成になっており、ゲームでのシナリオを毎週追いながらシナリオに絡んだ歌詞のユニット曲を楽しむというミリオンライブ!のプレイヤーとの新しい関わり方を提示しました。
ゲームのシナリオや楽曲から感じることができる"レジェンドデイズ"の絆。そして後輩ユニットを気遣う先輩としての一面。今回のライブでの披露は叶わないかもしれませんが、夏に控えたアイドルマスター10thライブでの披露があることを楽しみにしたいと思います。


文責:竹
 皆さんは最上静香というアイドルに対して、どんなイメージをお持ちでしょうか。「仲間想い」「歌が上手い」「うどんが好き」「面倒見が良い」「Pへの態度がキツい」「うどん」「pity」「うどんが好き」…テキストやミリラジシアターの視聴の度合いにもよりますが、静香に対してじつに様々な印象を抱いていることと思います。ですが、とりわけ彼女に対して多くのプロデューサーが抱くイメージは、「主人公格のひとり」「ミリオンの歌姫」というものではないでしょうか。
彼女のLTP02でのソロ曲『Precious Grain』では、高みを目指すことへの固い決意をクールに力強く歌い上げ、まさにアイマスにおける「蒼の系譜」を引き継ぐアイドルとしての地位を確固たるものとしました。冷静沈着、自分のネガティブな面を振り払ってトップの座を追い求める、ひたすらストイックなディーヴァ。『Precious Grain』は、静香が備える「蒼」の側面がことさらに強調されていたと思います。

 さて、ここで紹介する曲はLTHシリーズ3作目、ユニット「クレッシェンドブルー」のリーダーを務めた静香のソロ曲『Catch my dream』です。タイトルから大体の内容は察することができますね。
 改めてコンテンツ全体を見渡してみると、彼女たちの夢を歌った曲は数多くあります。「アイドルへの憧れ」はアイマスを貫く大きなテーマであることは疑いようがありませんが、多くのアイドルたち一人ひとりのそれを深く個別に理解することは困難であり、「夢」という言葉の濫用にいささか食傷気味であることもまた事実でありましょう。
 『Catch my dream』もその例外でなく、内容としてはありきたりなものかもしれません。ですが、それらの中でここまでひねりの無いダイレクトなタイトルを冠するこの曲は静香によってこそ歌われるべきであり、他の曲に埋没しない熱量ときらめきを放っていると、僕は感じています。

 ご存知の通り、最上静香はとある事情を抱えています。それは、トップアイドルになるまでに時間の猶予がない、ということ。明言こそされませんが、言葉の端々からは父親の条件付きでアイドル活動を許可されているという事情が窺えます。おそらくは、彼女が期間内にアイドルとして一定以上の人気を得られなければその後の活動は出来ない約束なのでしょう。
その服装や趣味などから育ち・家柄の良さがうかがい知れる彼女が、偉大で、彼女にとって非常に大きな存在であろう父親の反対を振りきってでも追いかけたい、”子供の頃から描いていた”アイドルの夢。この『Catch my dream』では、どこか物憂げな、それでいてほのかに暖かく優しい旋律に、田所あずささんの伸びやかで透明感にみち満ちた歌声を乗せて、静香のあふれる想いが等身大に綴られています。

 トップアイドルを目指すうえで立ちはだかる、先行きの見えない不安や焦燥。…"無理じゃない、大丈夫"。己に暗示をかけて奮い立たせ、くぐもった感情を払拭するかのように、彼女は歌います。誰のためでもない、彼女自身のために。
彼女をここまで強くさせてくれたのは、ほかでもない、事務所の仲間たちでした。未来、翼、星梨花、志保…。日々のレッスンを重ね、時には悲しいすれ違いを経験しながらも、ともに励まし合いながら進んできた、夢を同じくするかけがえのない仲間たちの存在。仲間想いの静香が自ら歩まんとする道には、おのずと彼女の仲間たちも含まれていることでしょう。すなわち、彼女が自分自身のために歌うということは仲間みんなのために歌うということにもなります。
直接の引用は避けますが、曲中の”口ずさむたびに気持ちが強くなる、あの日見つけたメロディ”、”どんな時も心の中に響かせたいハーモニー”は、いつでも自分を支えてくれる仲間たちに会えたことへの感謝の気持ちが、歌に仮託されて表現されているように思われます。たとえば、夕陽がやわらかく差すなか、ひとり堤防に腰掛け、穏やかな海を眺めながら静香が口ずさんでいるような、そして、不意に背後から声をかけられ振り向くと未来と星梨花が笑顔で立っていて、おまたせっ、と声をかけるような…。静香は決して、ひとりではないのです。これまでも、そしてきっとこれからも、そうでしょう。

『Catch my dream』では、前作『Precious Grain』で表現された「蒼」の孤高の力強さではなく、将来への大きな不安と、夢と仲間のそれぞれを強く信じて進む気持ちの絶妙なバランスの上に成り立った、トップアイドルをいつか夢見るひとりの14歳の少女としての最上静香が描かれています。
ただ漠然とした不安を胸に、彼女が走り続けていく道には何が待ち受けているのでしょうか。つまづいて転んだり、時には道に迷うこともあるかもしれません。でも、その度に仲間と支えあって困難を乗り越えて、ひたむきに前へと進んでいく。そんな熱い決意を、この曲から感じ取ることができると思います。そして彼女ならきっとそれを成し遂げられると信じています。
─いつまでもただ、今以上の高みを目指して、みんなと、頂点<”次のステージ”>へ─
静香が、彼女の愛する仲間たちと歩むトップアイドルへの道は、まだ始まったばかりなのです。


かぶきあげP
 皆様御存知、Daの元気印高坂海美ちゃん。彼女の新しいソロ曲「恋愛ロードランナー」その楽曲の考察(紹介)をさせていただきます。

 前回のソロ曲「ココロ☆エクササイズ」では、とっても元気な海美ちゃんの、その『とっても元気な理由』なんてものが垣間見えましたね。
その元気ハツラツな曲から繋がる今回の「恋愛ロードランナー」。とっても元気な海美ちゃんが恋愛をしたらどうなっちゃうの!?って曲です。恥ずかしがる海美ちゃんももっと見てみたいのですが(『甘いご奉仕!バレンタインキャラバン』参照)、さすが海美ちゃん。一直線の恋路であります。
『男友達との仲はいいのだけれど彼氏彼女の関係ではない・・・そんな今の関係を一直線に打破してやる!』そんな海美ちゃんの決意が現れた曲です。
恋にあてられて舞い上がっちゃった想いが一直線な序盤、ゴールへダッシュするもシグナルに止められもじもじな中盤、最後は男友達の手をおもいっきり引っ張って一緒にゴーーーーーーーール!!
いやはや非常に可愛らしい。告白された男子はたまったもんじゃない。

 ご法度とされる恋愛の曲をあえて歌うことの多いアイドルという存在ですが、とても海美ちゃんらしい恋愛に見えます。とっても可愛らしいですね。

それでは海美ちゃんに振り回されたい方、挙手をどうぞ!

はい!

文責:シャキシャキリンゴ
夢色トレイン

 箱崎星梨花の魅力である「可愛さ」が全面に押し出されており、聞いているだけで楽しくなってしまう。心が弾むようなメロディーに添えられた言葉は、星梨花の思いが素直な形で表現されていて、ストレートな思いが伝わってくる。LTPの「トキメキの音符になって」では、様々な発見をして、たくさんの経験をしていくことで成長していく姿が描かれていた。「夢色トレイン」はこの一年間、星梨花が発見し、経験してきたことを活かし、たくさんの仲間達やファンのみんなと「一緒に」新たなステージへと、どこまでも進んでいく。ひたむきに前向きで、自分の選んだ道を駆け抜けようとする。まさしくノンストップで目標に向かって走り続ける汽車のような星梨花の強い思いがそこにはある。

曲の最後にセリフで
「Thank you for everyone. Have a nice trip.」
直訳すると「みなさんありがとうございました。良い旅を」となる。自分と一緒に進んでくれた人たちへの感謝とこれから進んでいく道で、自分に思いを寄せてくれる人たちへ良い旅を約束する星梨花の次へと繋がる新たな決意表明のように感じる。

随所随所に星梨花の思いが詰まった一曲だ。皆さんも星梨花の夢色トレインに乗って、彼女と共に新たな旅へと出発してみてはどうだろうか。

それでは、出発進行!

文責:INTK
春日未来、その名に嘘偽りがないことを証明している一曲だ。春日未来のLTP曲である「素敵なキセキ」は「アイドル」になり、自分が「アイドル」の理想や楽しさを感じるまま、元気いっぱいに表現していた。今回の未来飛行は「アイドル」というものの現実を知り、楽しいだけではない辛く苦しいこともある。それでも自分に期待してくれるファンのみんながいる。同じ時間を駆け抜けた仲間たちもいる。大きな期待を背負っても折れず、大きな風を受けて翼を広げて飛んでいける。いつまでも新たな一歩を踏み出し続けることができる。そんな春日未来というアイドルの強い意志を感じる。

曲のテンポもノリノリというよりは聞かせる方に偏っている。しかしながら「素敵なキセキ」にあったようなハイ!というコールがサビに見られ、春日未来の明るく元気いっぱいなイメージは健在であり、聞いているだけで元気が出る、励まされる。心の栄養剤のように感じられる。

「素敵なキセキ」を起こした春日未来の、未来へ進む大きな風に乗った「未来飛行」を見守ってあげて欲しい。

文責:INTK
LTH08に収録され、ミックスナッツのメンバーであり、ミリオンライブの最年長でもある馬場このみによって歌われたこの楽曲。初めてこの楽曲を聞いたときに、最初に頭に浮かんできたのは『甘酸っぱい』という単語でした。

現状で満足するだけではなく、より良い高みへ、今いる世界とはまた違った世界へと行ってみたい、見てみたいと願う姿からは夢や理想の甘い味。それでいてどのような結末を迎えるのか、たとえそれが望んだ形にはならないのかもしれないと分かっていたとしても、それを受け入れた上でなおも前へ進もうとするどこか悲壮ともとれる姿からは覚悟や努力のような酸っぱい味。そうした夢や理想、覚悟や努力を抱いて、今までの全てを失おうとも諦めずにまっすぐ進んでいこうとする気持ちは、きっと甘酸っぱいキャンディのような味がするのかなと思いました。

ただ成功だけを信じてがむしゃらに進んでいくのではなく、望まない結末が待っているとしても、それを受け入れた上でしっかりと進んでいくことができるというのは、成熟した大人のような寛容で豊かな心がなければできない事だと思います。

どこか切ないメロディーにのせて、情緒豊かに歌い上げる事が出来るのは、最年長であり成熟した大人としての一面を持ったアイドルでもある馬場このみだからこそなのかもしれません。この楽曲を通して、小さな身体に大きな心を持った彼女の大人としての魅力の一端を垣間見ることができたような気がします。

文責:どうす
「今は風のなか」
「なりたいわたしへと」
そう歌った透明なプロローグから一転、今回歌うのは文学少女のラブソング。
七尾百合子という少女の、アイドルとも、暴走特急ともまた違う一面。
自分の気持ちが「恋」だと気付いた少女の、空想みたいな物語。

舞台は放課後の図書室、少女の背丈では届かない場所にある背表紙にふと触れた優しい手。
それは本棚からそのまま少女の目の前に差し出されます。
まるで空想のような展開、小説であればラブストーリーの始まりに使われそうな展開ですよね。
そのまま急な展開に驚いてる空想文学少女が脳内で整理している間に、その優しい手の持ち主は立ち去ってしまいます。
そんないつかの昼下がりに起こったこんなエピソードを忘れられず、その日からなんともわからない気持ちを抱いてしまう。そんな少女の気持ちを歌った曲だと思います。
差し出された本のページをめくり、その瞬間にこの気持ちの正体に気付いた少女は「君」のことが気になり始めます。
その「君」はもしかしたらたまたま居合わせた同級生かもしれませんし、本が好きで図書館に通い詰めてる同級生かもしれない。はたまた図書委員のお仕事をしていた子かもしれません。私は図書委員の子かな?と思っています。
少し臆病なのか、名前を呼んで好きだと言う日はまだ遠い様子。
彼女の恋愛小説は今日もフィクションのまま、歌は2番に。

「深呼吸で開いた裏表紙
ほんの少し 君に近づく瞬間
薄汚れたカードに記された
右上がりの5つの文字」
学校の図書室にある本って、裏表紙を開くと貸出カードみたいなものがありますよね。本の番号があって、タイトルがあって、借りた人の名前が書いてあって…みたいな。私の母校では機能してませんでしたが(笑)
この歌詞は少女が本を借りようとして、図書委員である「君」に貸し出しをしてもらう為に少し近づく瞬間。だと私は思っています。
「右上がりの5つの文字」という歌詞ですが、私はこれをこの歌のキーワードだと考えています。
この5つの文字は人によって違うかと思いますが、多いのはあいしてる、ありがとう、もしくは「君」の名前等でしょうか。
私はあいしてる派です。
恐らくは本のタイトルでしょうか、薄汚れたカードは先程述べた貸出カード、そこに書いてあるのはタイトルか名前ですし、あくまで私は「あいしてる」と考えます。仮にこの少女が七尾百合子本人だとするなら、「七尾百合子」もありえるかもしれませんね。
折り返しになるのでしょうか、2番Bメロに入り、少女は一人頬杖をついて独白している様子。
(突然話しかけたりしたら、きっと困るよね…)
(なんて、そんな勇気もないのに何を言ってるんだろう)
お仕事をしてるのか本を読んでいるのか、何をしているのかはわかりませんが、「君」に突然話しかけたら迷惑かな…と考えているのが見て取れます。
少し前にも述べました臆病な少女というのは、あながち間違っていないのかもしれません。
曲は終盤に入りますが舞台は変わらず図書室、変わったのは日にちくらいでしょうか。
「君」はまた変わらずいつもの席。ここも私が「君」を図書委員だと思った理由の一つですが、通い詰めてる子の定位置かもしれませんし、やはり「君」が何者かは人それぞれということで。
本を読んでいるのか、「君」は夢中で指を滑らせている様子。少し疲れたのか伸びをした時、目線の先にいた少女。目が逢う瞬間…。
という願望でしょうか、目と目が会ったらいいな…。という歌詞になっています。
実際には恥ずかしくて目を逸らしてしまったのでしょうか?
ラスサビに入り、恋愛小説の展開に期待している少女の心と、また少女自身の変わらない恋心が描かれています。
そして「恋愛小説」も変わらずフィクションのまま。
この先は少女と「君」の恋愛小説、皆様それぞれの結末をお迎えください。

七尾百合子というアイドルが歌うこの空想文学少女という曲を考察させていただきました。
私にとってのこの曲は、空想文学少女としての七尾百合子が、恋愛小説を読んだ時にどのような想像をしてどのような気持ちになるのか。そんな七尾百合子の歌だと思います。
ですが考察は人それぞれ、物語の中で恋愛をしている少女を七尾百合子とするのもよし、「君」を誰かに当てはめるもよし、また5つの文字を「君」の名前に当てはめるのもよし。皆様の自由だと思います。
皆様もどうぞ自分なりの「空想文学小説」を、心の中で執筆してみてはいかがでしょう?

文責:澄義
北沢志保──大人びている、笑顔がない、厳しい、小学生メイド、──色々な顔を覗かせる彼女の今回の楽曲「絵本」。その中には彼女を彼女たらしめた、その過去が語られていた。
幼少の頃に憧れた絵本の中のお姫様──そんな存在を目指し、強いお姫様になれるその日まで彼女は笑う事を止める。
笑わないことで孤独の道を歩んでしまった彼女は、それ故に独り善がりだと笑われてしまう事になってしまう。間違いを間違いと理解できないままに彼女自身が分からなくなる中、微笑みかけたのは他でもない──彼女自身が憧れた絵本の中のお姫様であった──

そして彼女は知ることになる。
お姫様は強いから笑うのではないことを。
独りを耐えて笑うのではないことを。

そして彼女は歌うことになる。
自分の過去を。
自分のこれからを。

文責:シャキシャキリンゴ
ユニゾン☆ビート 舞浜歩(CV:戸田めぐみ)

 今回のLTH07に収録されている舞浜歩の「ユニゾン☆ビート」は、前回の「Get My Shinin`」とはだいぶ違う印象を受けるかと思います。「Get My Shinin`」はHIPHOPを感じさせる曲だったのに対し、ユニゾン☆ビートは今流行のEDMを感じさせかつ「雪解けブレイクダンス 舞浜歩」のイラストのイメージがピッタリとハマる曲になっていると思います。そんな心も体も動き出してしまいそうなメロディに合わせてこの曲は「夢に向かって仲間と一緒に頑張る!」という気持ちを前面に出した歌詞の内容になっています。

 輝くステージに立つ夢を見るたびに期待と不安を感じるも、同じ未来を見ている仲間がいるから諦めない。どんなに辛くても仲間がいる・・・一人じゃないから大丈夫!!!

 歩のポジティブな性格の部分が表現されていてとてもいいですね。そしてサビ部分では、今まで一生懸命レッスンをしてきて、いざ全体レッスンでメンバーみんなの歌声・ダンスが綺麗に一つにまとまった時の喜び、また夢に一歩近づいていく感覚が良く表れています。

 今回のLTHシリーズはミリオンライブ内でもストーリーが作られるくらいユニットというのを重要視しているように感じる中、このユニゾン☆ビートはユニットメンバーとの関係性がよく表現されている歌だと思います。曲名や歌詞の中に「ユニゾン」という言葉があるように、ステージに立つアイドルと私たちプロデューサーたちの心もユニゾンさせて、そこでしかできない唯一のライブというのを作りたいですね。

文責:いが
 この「おまじない」は、普段何かあると即興で歌を作り、それを楽しく歌う矢吹可奈を素直に表した曲である。その歌は可奈が思ったことを可奈のパワーに乗せて作られていて、可奈自身と周りの人を元気付けさせる。それをおまじないとして大切なものとして扱っている可奈の思いが伝わってくる。

 歌詞に注目してみると、1番では自分を勇気付けるため、自分の為に歌を作って歌っていることが分かる。しかし、2番では周りの人の為に曲を作り、それをプレゼントして勇気付けさせている。今まではただがむしゃらに自分が思ったことを自分の為に歌っていただけの可奈が、他人の為に歌うということはアイドルとしてとても大きな成長なのではないだろうか。この可奈の成長は「オリジナル声になって」を経て、様々な経験の積み重ねによるものだろう。

 成長して昔とは違った可奈をこの「おまじない」で感じてみてはどうだろうか。

文責:ドバム