初めまして、今年度入会いたしましたよざらと申します。
突然ですがみなさんシャニPのことはご存じですか?
オタクはもちろん、老若男女、犬猫や鳥、草花や太陽にまで愛されている彼ですが、もし万が一ご存じない方がいたときのため、簡単に説明しておこうと思います。
シャニPはアイドルマスターシャイニーカラーズに登場するプロデューサー。ずっと憧れていたプロデュース業務を数か月前に任されたばかりの駆け出しです。
身長、体重は不明、年齢は不明、血液型は不明、出身も不明、年齢、誕生日すらも不明。
ですが、展開されるコミュでの行動や、台詞から彼の性格を垣間見ることができます。
シャニPは誠実
シャニPは誠実──皆さんにとっては周知の事実であるとは思いますが、この誠実であるという性格はシャニPを語るうえで欠かせないものであると感じます。
上記のコミュは黛冬優子が壁にぶつかった際シャニPがアドバイスを行っている場面です。
このようなときシャニPが直接答えを示すようなことはしません。
プロデューサーとしてアイドルとともに歩み、アイドル自らの手でつかんだ答えを最大限尊重するのです。
このセリフは幽谷霧子が『W.I.N.G』(シャニマス世界におけるアイドルの登竜門的大会)三次審査を突破した際、「私がこんなに評価されるなんて夢みたいだ」と言った際のシャニPの返答です。
シャニPはまっすぐにアイドルに向き合って、嘘偽りないアイドルへの好意を伝えます。
「誠実」という言葉の意味を辞書で引くと『まごころがあって、嘘偽りないこと』とあります。このようにアイドルに接するシャニPはまさしく「誠実」なのではないでしょうか。
シャニPは優しい
シャニPは優しい──火を見るよりも明らかな事実ですが、この優しいという心持ちもシャニPを構成する大事な要素の一つであると考えます。
このセリフは、福丸小糸が「私は他のみんなよりも遅れている、だから私が努力するには当たり前のことだ。」と言ったときのシャニPの返答です。
シャニPはいつもアイドルたちが一番幸せな形でアイドル活動をできるようにと願っています。
そのためにはアイドルが自分を誇れるようになることが必要不可欠です。シャニPは優しさをもって彼女たちを肯定します。
このシーンは道の真ん中で杜野凛世が、自身の履く下駄の鼻緒が切れ困っているときに、たまたまそれを見かけたシャニPが鼻緒を直してあげたシーンです。
このとき、凛世はアイドルになる前でシャニPからみたら、見ず知らずの他人であるはずです。
ですが、困っている様子を放っておけずすぐに駆け寄る姿は「優しさ」そのものなのではないでしょうか。
シャニPはかっこいい
シャニPはかっこいい──これまでの紹介を読んでいれば自明の理だとは思いますがあえて説明させていただきます。
これは樋口円香がアイドルなんて知りたくなかった、誰かにレベルを評価されるのが怖いと心情を吐露した際に、シャニPが言ったセリフです。
一見すると少し気障っぽいセリフのようにも見えてしまいますが、シャニPのどんなことがあろうとアイドルを幸せにするという姿勢が垣間見える、大好きなセリフです。
シャニPはかわいい
シャニPはかわいい──かわいいです。
正直に言ってしまうと彼の行動はすべてかわいいのですが、さすがに数が多すぎるため厳選された爆裂にかわいいシーンのみをお伝えしたいと思います。
...こんがり焼いたら...?
...ほっぺがおちちゃう...とろけちゃう...?
ちゃ~みんぐ、ク~ッキ~ン!?!?!?!?
樋口円香の妨害にあい最後まで聞くことはかないませんでしたが、どうでしょう。
うきうきで鼻歌を歌いながらおかしを作るプロデューサー、あまりにもかわいいですね。
普段の言動とのギャップもすさまじいです。
このあと、樋口円香に必死に弁明するシャニPも大変にかわいいのですがここでは割愛させていただきます。
樋口円香が事務所に初めて来たときの反応がこれです。ドアが開く音を聞いて「きた!」です。
なんだかワンちゃんみたいですね。(大型犬だとうれしい)
アイドルの前でしっぽぶんぶん振ってくれ~~~~~~~~
ワンちゃんだったみたいですね
さて、ここまでシャニPの性格や魅力について書いてきましたが、私がなぜアイドルではなくプロデューサーのことを好きになったかということについて書いていきたいと思います。
これまで書いてきたことももちろん理由の中の一つではあるのですが、最大の理由はシャニPが「特別で普通なキャラクター」であるからです。
なにを言っているかピンとこないと思うので、そもそもいったいなにが「特別」で、なにが「普通」なのかを説明します。
シャニPはアイドルにとっての「特別」であると考えます。
常にアイドルと時間を共有し、困ったときは手を差し伸べるシャニPはアイドルから多大な信頼や、親愛を寄せられています。
この場面以外にも、ここまで見せてきたコミュにおいてもシャニPがプロデューサーとして、アイドルにとって特別な存在であることが十分に伝わっていると思います。
ここまでアイドルを導いていくシャニPの姿を紹介してきました。アイドルの悩みに対して適切な答えを示していく姿は、彼が間違いを犯さない完璧なキャラクターのようにも見えてしまいがちです。
ですが実際の彼は、プロデュースに際して葛藤を繰り返し、時にはアイドルとすれ違ってしまうことも少なくありません。
このようなシーンではアイドルのことを十分に理解できず、プロデューサーとしての役割が果たせなくなってしまうのです。
一見完璧なようにも思える彼ですが、「普通」の青年のように葛藤したり、悩んだりしながら一歩一歩進んでいっているのです。
「普通」の青年ではあるけれどアイドルにとっての「特別」である。
このことがシャニPは「普通で特別なキャラクター」だと私が思う理由です。
シャニPには283プロに所属するアイドル達が「アイドル」をすることで幸せになってほしい、望む空に羽ばたいてほしいという理想があります。
この理想のため自分の身を削ってでも努力し、アイドルとともに歩んでいくシャニPの姿に心打たれるのです。
終わりに
まずはここまで読んでくださり本当にありがとうございます。
今回の記事で取り上げたコミュはほとんどが『W.I.N.G』編から抜粋したものになります。このコミュは各アイドルの最初のコミュとして存在しており、無料で読めますので気になったアイドルがいましたら、読んでいただけると幸いです。
この記事を読んで、少しでもシャニPに興味をもっていただけたらこれ以上の喜びはありません。
それではまた。