安田と申します。今回まで続いた当企画も最終回間近だそうです。最終回に近づくにつれ、今までの会員による素晴らしい記事に圧倒され、プレッシャーに押しつぶされそうですが、気にしていません。当会唯一の女子高生の方から「安田君の後に会長がまとめるから大丈夫だよ~」とありがたいお言葉をいただいたので気が楽です。

 

 ということで本稿では先日(3月23日現在)新しく追加された「アイドルマスターシャイニーカラーズ」初のライバルキャラでソロアイドルの「斑鳩ルカ」が激熱だったため、私見を述べたいと思います。

 

 以下警告なのですが、自分はゴミクズでにわかなため、様々なゲームに現を抜かし、アイマスの最新情報を追い切れていません。最新の情報との差異点がございましたら対面が許可された際、一発殴りに来てください。それくらいP業をサボりまくっています。それでもかまわない方のみ、ご一読ください。

 

 

斑鳩ルカについての私見

 

 

以上が公開されている情報です。性癖ド直球、「ついにやったな、シャニマス。」という気持ちです。実在するZOCやヒロシンなどといった今までの「アイドル像」といったものと一線を画す、既成観念にとらわれない個性派アイドルをモデルとしているのだと思います。(元ZOCメンバーの「香椎かてぃ」さんがウルフにメッシュ入れてた時とビジュアルが酷似している)黒金の髪にバキバキなピアス(性癖)、モード系のファッション(性癖)、そしてこのアイドルらしからぬ鋭い眼光。最高です。ここまで尖ったアイドルは過去いないと言っても過言ではないのでしょうか。

 

ビジュアルもそうですが、もうひとつ注目したい点が「女子からカミサマと呼ばれ、カルト的人気を誇る」という記述です。ここにとても時代の流れを感じます。現代に近づくにつれ、今までの普遍的な女子アイドル像「ファン層の大半が男性、アイドルは明るく溌剌としていて、いかにも女の子らしく、親しみやすい」といった概念からは少しずつですが乖離してきていると思います。

 

「天海春香」「素直で明るい性格」「島村卯月」「どんな時も明るい頑張り屋」「天ケ瀬冬馬」「熱血漢」「日高愛」「どんな時もへこたれない」「春日未来」「元気、ひたむき」「櫻木真乃」「ほんわかしたした癒し系の女の子」と「アイマス普通の系譜」を比較してみても僅々とした「アイドル」に対する変化が読み取れるかと考えます。今までは「明るい、前向き」といった点が強調されてきましたが、最新の「櫻木真乃」「親しみやすさ」は感じられるものの、熱血、明るいという面より、比較的おっとりした面が目立ちます。

 

この流れは近年の創作作品の主人公像などにも影響があると考えています。昔こそ「熱血、明るい主人公」が多かったですが、近年ではそのような主人公を探す方が困難ではないでしょうか。「クールでやる気なさそう、けどやるときはやる」といった性格が最近の主流であると思います。こうした流れには、「身近な存在を追いかける」というより、「理想、または想像を超える圧倒的存在を俯瞰する」というような流行の変化があると思います。

 

こうした時代遍歴を汲み、敵ポジションではありますが、「斑鳩ルカ」は誕生したのではないでしょうか。個性的なファッションに、近寄りがたい眼光、「親しみやすさ」など皆無。特に「カミサマ」とされ人気といった点からも、「親しみ」よりむしろ宗教的な「崇高」といった今までとの差異があります。きっと彼女は「悩める女子」の道を照らす教祖的存在であり、「一般的な女子」がなかなか実現、発現できないような欲求を「ソロアイドル」という点や、ビジュアルをうまく活用し、満たすことで「圧倒的教祖」である彼女に憧憬を抱く女子に「信仰」されているのではないかと思います。

 

ここまでだらだらと私見を述べましたが、これは、3月23日現在目立った情報更新もない中での個人の妄想であり、「斑鳩ルカ」が「近寄りがたい神的存在」であるのかどうかは確定されていません。もしかしたらファン交流会か何かを開いてクッキーでも配ったり、実はドジっ子設定が追加されたりするかもしれませんしね。あくまで情報が少ない現在ではそうした系統のアイドルなのではないか、という想像です。

 

しかし個人的にはいつまでも自分のスタイルを貫く一匹狼的存在であってほしいと願っています。言い方は悪いですが「ファンに決して媚びない、ついてこれる奴だけついてこい」というポジションであってほしいです。斑鳩ルカがどういった変化を「アイドルマスター」にもたらすのか、注目する価値は十分にあるということは妄想などではなく断言します。

便所の落書きのようなキモオタの駄文をここまで読んでくださり、ありがとうございます。これからのアイドルマスターの発展、斑鳩ルカの活躍に期待しています。

 

(筆:安田)