http://ameblo.jp/hoseimaster/entry-12099274295.html
話は続きます。
ここから。

前編は後編と続いて全編にしなければ。
ということで私の話は続きます。

さて話は美城常務によって「立ち上がった十数名のグループ」、Project:Krone(以下、クローネ)へと移ります。

各々が強烈な個性を見せながらも冷たいかっこよさを感じさせるクローネ。
ドイツなどの言語では「王冠」などを意味します。
美しい城たれ、美しい城たるがための「王冠」なのでしょう。
我こそは王であり。王である故に城に住まい。王の住まう城である故に美しいのでしょう。
ポエム調で紹介してしまうほどにカッコイイ名前で、興奮します。

早速ですがここで一つ。
美城常務の信念はクローネに伝わっていたのでしょうか。

前編でも、何かを推し進めるには自分の信念と相手の信念の妥協と断念だと話しました。
しかし、何かを推し進めるにはまだ他にもあると思います。
それは自分の信念が相手の信念にもなること。
こう書くと洗脳のようですが、要は「支持を得る」ということです。

美城常務の方針を、美城常務の思う「アイドル」を、美城常務の掲げる信念を。
彼女らクローネに支持されたら?

いや更に進めましょう。
もしも楓さんに支持されていたら?
クローネの側にいたら?

それはそれはものすごいものになったのではないのか、と思うのです。
それこそCINDERELLA PROJECT(以下、シンデレラプロジェクト)とは非常に対比的なものだったでしょう。

シンデレラプロジェクトにはあって、クローネに無かったものは「先輩」であったといえます。
城ヶ崎美嘉のように、明るく先を照らして、少し背中を押してくれる存在。
クローネにもあれば。と私は思いました。
それが高垣楓ではなかったのか、と今は思います。

高垣楓が美城常務を支持し、クローネの背中を押せば。
極端な話。
鷺沢は倒れなかったでしょう。

もう一つ。
クローネたち自身の楽曲はないのか?

アニメで私達が知り得た楽曲は「Nebula Sky」と「Trancing Pulse」。
かつ、これを歌うのは同時にシンデレラプロジェクトに所属している渋谷凛のユニットとアナスタシア。
となると極端に言えばこれはシンデレラプロジェクトの楽曲に捉えられてもおかしくないですよね。
せっかくならクローネのメンバーが歌う、クローネらしさを詰め込んだ、これぞクローネ。という楽曲が欲しかったところです。

結果的に、美城常務は少なくともクローネのプロジェクトメンバーに畏怖されるほど自身の理想像を語るべきで、少なくともその理想像に足り得る存在でかつ柱足り得る存在を掲げるべきで、理想像を体現したかのごとき楽曲を出すべきではなかったのかと、思っています。
簡単に言えば「美城神話」と「柱」、そしてイメージをそのままに表現した「楽曲」これら全てが欲しかった、というのが私のエゴです。


ここまで私がクローネに「強く」いてもらいたかったのは、シンデレラプロジェクトとは別のベクトルでアイドルを展開した姿を見たかったからです。
戦う、というわけではなくとも互いに認めつつも火花を散らす、そういった存在であってほしかったのです。お互いに仲良くてもいいのです。レッスンする仲でもいいのですが、心の奥底では敵対視していてほしいのです。
別の会社ではなく同じ会社内であるために難しいことではあるのでしょうが、それでもそういった構図を見たかった、と私は繰り返します。


エゴはエゴなので、これ以上もこれ以下もなく。
私の中でもやもやとたまっていただけなので一つの形として。
ここに書き留めて一つ〆とさせていただきます。


ここまで読んでくださった皆々様に感謝でございます。
ありがとうございました。
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