秋季大会の初戦を終えた新発田農業高校野球部。
本日は気持ちを新たに、芝農グランドのすぐ奥にある歴史ある「石泉荘(せきせんそう)」にて、庭園の清掃活動を行いました。
今回の活動のテーマは、「心技体」の“心”を鍛えること。
野球の技術を磨き、体を鍛えることはもちろん大切です。
しかし、高校野球を通して成長していくためには、それだけでは十分ではありません。
周囲への感謝、誰かのために行動する気持ち、仲間と力を合わせる姿勢、そして自分から気づいて動く力。
そうした「心」の部分も、野球選手として、そして一人の人間として成長していくうえで欠かすことのできないものだと思います。
芝農グランドのすぐそばにある「石泉荘(せきせんそう)
今回清掃活動を行った石泉荘は、新潟県新発田市諏訪町にある歴史ある建物と日本庭園です。
明治期からの歴史を持ち、敷地内に新発田川を取り込んだ独特の庭園が広がっています。
2007年には建物が国の登録有形文化財に、2011年には庭園が登録記念物(名勝地関係)に登録されています。
普段、選手たちが汗を流している芝農グランドのすぐ近くに、こうした新発田の歴史と文化を伝える大切な場所があります。
いつも野球をしている地域について知り、その地域のために自分たちができることをする。
今回の活動には、そんな意味も込められています。
ユニフォームから長靴へみんなで庭園清掃
この日はグラウンドでの練習とは違い、選手たちは長靴や手袋を身につけ、庭園へ。
伸びた草を取り、落ち葉や枝を集め、袋へ入れて運び出すなど、それぞれが役割を見つけながら作業を進めました。
マネージャーも含め、部員みんなで協力して取り組みます。
写真を見ても、黙々と草を集める選手、仲間と大きな袋を持ちながら作業する選手、庭園の細かな場所まで目を配る姿が見られました。
野球では、誰か一人だけが頑張っても試合には勝てません。
投手が投げ、野手が守り、打者がつなぎ、ベンチが声を出し、マネージャーがチームを支える。
清掃活動も同じです。
「自分が何をすれば全体が良くなるのか」
周囲を見て、自分の役割を考え、仲間と協力する。
一見すると野球とは関係のない活動のようですが、実はグラウンドで求められることと、とてもよく似ています。
敗戦から何を学び、次へどう進むか
秋季大会では、初戦で新潟工業高校と対戦し、0-2で敗れました。
8回まで両校無得点という緊迫した展開の中、最後まで粘り強く戦いましたが、9回に2点を許し、悔しい初戦敗退となりました。
もちろん、負けた悔しさは簡単に消えるものではありません。
しかし、大切なのは、その悔しさをそのままにしないこと。
技術面の課題を練習で改善することと同時に、もう一度、自分たちは何のために野球をしているのか、どんなチームになりたいのかを考える時間も必要なのではないでしょうか。
だからこそ、今回の地域貢献活動には大きな意味があるように感じます。
大会が終わったから気持ちを切らすのではなく、「心機一転」して次へ進む。
グラウンドを離れ、地域のために汗を流すことで、普段とは違う角度から自分自身や仲間と向き合う。
この経験が、これからの芝農野球部に必ず生きてくると思います。
「心技体」ーーーまずは心から
高校野球は、勝敗だけでその価値が決まるものではありません。
挨拶をすること。
道具を大切にすること。
支えてくださる方々へ感謝すること。
地域を大切にすること。
仲間のために動くこと。
そして、苦しい時でも逃げずに取り組むこと。
こうした積み重ねが、やがて野球にも表れてくるのだと思います。
守備であと一歩前に出られるか。
苦しい場面で仲間に声を掛けられるか。
打席で迷わず振り切れるか。
最後まで諦めず、一球に集中できるか。
その土台にあるのは、やはり「心」です。
今回、石泉荘の美しい庭園の中で一生懸命に清掃する選手たちの姿を見ていると、野球とはまた違った芝農球児の良さを感じます。
地域に応援される野球部を目指して
新発田農業高校野球部は、多くの方々に支えられて活動しています。
保護者の皆様、OBの皆様、学校関係者、地域の皆様、そして日頃から応援してくださるすべての皆様。
その応援を当たり前と思わず、今度は自分たちが地域のためにできることを考え、行動する。
そんな野球部であってほしいと思います。
勝った時だけではなく、負けた時にも何をするか。
うまくいかない時に、どのように次の一歩を踏み出すか。
そこにチームの本当の強さが表れるのかもしれません。
野球ができることへの感謝を忘れずに。
地域への感謝を忘れずに。
そして、仲間への感謝を忘れずに。
石泉荘で流した今日の汗が、いつの日かグラウンドで大きな力となって返ってくることを願っています。
心技体。
技術を磨き、身体を鍛え、そして心を育てる。
新発田農業高校野球部は、ここからまた新しい一歩を踏み出します。
これからも芝農球児たちへの温かいご声援を、よろしくお願いいたします。
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ブログ著者
浅野政和(あさのまさかず)
新発田農業高等学校 野球部後援会 理事
ホウセイマル株式会社 代表取締役
新潟県北蒲原郡聖籠町藤寄2321-4






















































