人間の体は動物であり(頭の中は動物ではだめです)
動いて循環する生命体です。
動けば、消耗し、栄養補給と休息が必要です。
それでも人間の体は止まることなく気血水が
循環し動き続けています。
そして機能を維持します。
年をとればこの循環が少なくなり潤いが減り
摩擦や炎症を癒す力が減ってきます。
現代医療により太い血管の流れを確保し
命を失うことは減りましたが
MRIでも見れない細い毛細血管はどんどん詰まって
快適には過ごせません。
漢方薬の活血剤はこの太い血管も細い血管も
同時に動かそうとします。
自然な作用なので当たり前ですが全体が動きます。
ここで問題なのが以前も書いた瞑眩です。
細い血管が詰まりすぎてこの瞑眩による苦痛に耐えられない
動かしてはいけない人が増えています。
動く生き物と動かしてはいけない生き物として
区別して接しなければいけない時代になっています。
どこまで対応していかなければいけないか答えは出ていませんが
その事実認識だけは医療機関と患者さんで
共有していかなければなりません。