今週末の仙台スクーリングでは、総合特講を履修予定です。

 

科目は文学、テーマは林芙美子。昭和初期に活躍した女流作家です。小説を読むのは嫌いではないですが、正直文学を学ぶことに全く興味が湧きません。また、女流作家は恋愛描写が多い印象でこれまで避けてきました。しかし、興味がないことに触れる経験も大学ならではなのかと思い、この1週間はとことん興味のない世界に触れてみようと、文学の世界に浸っています。

 

①課題図書を読む

『放浪記』『下駄で歩いた巴里』を読んでいます。放浪記は、自身の日記で、三部構成になっています。20歳前後に書かれたもので、当時の葛藤や欲望がありのままに表現されていました。大自然に触れたときに感じるような、強い生命力をを感じました。

 

②林芙美子記念館へ行く

林芙美子の元邸宅が記念館になっています。入館料は大人150円。敷地は300坪、手入れの行き届いた広い庭園とこだわりの詰まった平屋建ての建物が印象的でした。数寄屋作りをアレンジした建物は、所々に異国情緒を感じる作りになっていました。庭には様々な植物が植えられており、四季折々楽しめるのだそうです。訪れた時は、ザクロとクチナシの花が咲き、かりんの実がなっていました。館内の方に、かりんの実がとても固いことや、クチナシの実は栗きんとんを作る時に一緒に煮て色付けに使うことを教えていただきました。なんだか時代を飛び越えたような不思議な気持ちになりました。




つい先日まで全く興味のなかった文学の世界、楽しさが少しわかりました。未だ、文学とは何を学ぶものなのか見当もつきませんが、楽しむ準備は整いました。