GWスクーリング受講しました。

 

参加者: 150名ほど

教室: 富士見坂校舎402

 

受講した科目は法律学特講、テーマは国際法でした。担当講師が、急遽来られなくなり、2日間は代理の先生になりました。最終日は担当新谷先生のオンライン授業でした。どちらもわかりやすかったですが、対面の方が熱を感じられて楽しかったです。

 

おすすめ度★★★★

国際法を通して、グローバルな視野が広がりました。環境問題など地球全体で取り組まないといけない問題も多い現代において、国際秩序の重要性を感じました。

 

【学び】

国際法は、伝統的に国家間の紛争を取り扱っていましたが、グローバル化が進み人権や環境問題など人類共通の問題を取り扱うことが多くなり、求められるものが複雑になっています。慣習法により明文化されていないものも多く、都度判断せざるを得ないという難しさもあります。柔軟かつ俯瞰的に捉えることが理解への近道だと感じました。

 

【講義振り返り】

 DAY1:

国際法の役割、国家の主権について学びました。国際法には強制執行システムがないため、法とはみなし難いという主張もありますが、国際法の存在自体が国家間の共通言語となり、リスクを軽減する役割を果たしていることがわかりました。例えば、ロシアのウクライナ侵攻問題も、ロシア側は国際法を守らなければならないという意識があり、この意識自体が国際秩序を保つために重要ということでした。

 

 DAY2:

国際法と国内法の関係性や、国家責任法、紛争解決法について学びました。紛争解決は、平和的解決が求められるため、裁判よりも交渉や仲介などの政治的解決手段が優先されます。国際司法裁判所ICJも、平和的な解決を任務としています。オランダハーグにある「平和宮」と呼ばれるICJは、とても美しかったです。

 

 DAY3:

国際経済法について学びました。貿易と国際投資は、自由と規律のバランスを見極めながら進められていました。投資の紛争解決手段である投資仲裁は、個人が直接国家を訴えることができるという国際法の中では大変珍しい手段が認められていました。

 

 試験:

持込可、記述式でした。学習範囲が広く持込可だったので、試験対策は特にしませんでした。久しぶりの記述試験で、感覚をすっかり失っていました。まず時間配分を失敗し、1問目の回答案をのんびり書いていたら、時間が足りなくなり納得のいかない回答になりました。自己採点は83点、文字数は全体で1000字程度になりました。

 

【全体振り返り】

法律学特講は、いつも富士見坂校舎02の教室です。初めて入りましたが、狭かったです。空調は寒かったり暑かったり、相変わらず不安定でした。3年目となると、集中スクーリングも慣れ、2日目の午後から来る耐え難い心身の疲れも気にならなくなりました。ランチはGWでお休みしているお店が多かったです。

 

校舎に続く遊歩道の新緑に癒されました