仙台スクーリング終わりました。受講された方もお疲れさまでした!教養科目のためか、スクーリングに初めて参加された方も多そうな雰囲気でした。

 

今回のテーマは、エネルギーとは何かを原子から考えるものでした。講師は向井先生です。科学で起こった問題は、科学の技術で解決することが望ましいだろうと仰っていました。全体を通して、科学技術の可能性を感じられる講義でした。


おすすめ度★★★★★

知的好奇心が刺激され続けた3日間でした。大学での学びは「考える>覚える」というものが多いです。義務教育時代の化学では、面白くないものをひたすら暗記させられたという記憶しかないのですが、身近なものを原子レベルから学ぶことで、これまで苦手意識の強かった化学をとても身近に感じることができました。元素記号表の面白さにも初めて気付きました。難しい化学式も出てきませんでしたし、化学に苦手意識のある方でも楽しんで学べる内容だと思います。


【講義について】

進行スピードは遅く、ゆっくり丁寧な講義でした。特講の講義に比べ1/3位のスピード感でした。以前法学を受講した際も進行は遅めだったので、教養科目はそうなのかもしれません。化学は苦手意識が強かったので、私には丁度良かったです。また、配布資料がスライドと一致していたので、板書が必要なかった点がありがたかったです。試験は持ち込み不可でしたが、出るところを具体的に事前に教えて頂いたので対策はしやすかったです。


【学び】

電化製品、原子力発電、電池など身近なものを例にエネルギーについて学びました。エネルギーとは、あるときは物質になったり、あるときは目に見えなくなったりと、非常に捉えにくいものですが、原子レベルで学ぶことで理解を深めることができました。


【振り返り】

 DAY1:

エネルギーとは何かを、原子を通じて学びました。原子は、エネルギーが物質化したものです。原子を素粒子まで分解したり、元素記号の意味を学んだりしました。元素記号表はとても良くできた表で、記号表を見れば、原子の特徴がある程度予測することができることを知りました。


 DAY2:

2日目は、原子力発電などを例に、エネルギーの取り出し方について学びました。エネルギーは原子や分子が不安定な状態から安定な状態は移るときに放出されます。その差が大きい程大きなエネルギーを生み出すことができるため、それを利用して発電や爆弾に使われています。


 DAY3:

3日目も試験の直前までしっかり講義がありました。亀甲上の化学式も少し出てきました。化学式も、元素記号表から説明ができます。記号表のおかげで、化学式も余裕に感じました。最後の講義は早めに終わり、少し自習時間があったので助かりました。


【試験について】

出題数が多かったです。記述問題数問と、穴埋め問題、簡単な化学式を解く問題がでました。出題範囲についてはかなり手厚く事前共有されており、先生によると「簡単な問題なので30分もあれば終わります」という内容でした。確かに授業を聞いていれば解けるものでしたが、記述量が多かったので、想定以上に記入に時間がかかりました。解答時間は50分、自己採点は90点です。記述の採点具合によりますが、かなり解けたと思います。



仙台城跡の伊達政宗像です。昨年起きた地震の影響で、昨年のスクーリング時は修復中でしたが、今春復活したようです!