『証明』
温和な顔つきとは裏腹に、狂気的な攻撃型ディフェンスで幾度となく法政のピンチを救ってきたりょうが君から回ってきました。3年フェイスオファーの勝又健誠です。
はじめに、平素より法政大学男子ラクロス部をご支援いただき誠にありがとうございます。今後とも変わらぬご支援、ご声援の程よろしくお願い致します。
少し、昨シーズンを振り返ります。
Bチーム3枚目。FOユニットの中で文字通り底辺だった自分に、試合出場機会は無かった。
Bリーグ戦も、ユニフォームを着てボックスの1番端っこに、ただ立っていた。
自分の存在価値とは??
この言葉がずっと頭から離れなかった。
試合に出たい。
試合に出て、勝って喜んだり負けて悔しがったり、みんなと想いを共有したい。
もう一度、1年のフレッシュマンカップの時みたいに大暴れしたい。
夏頃から練習への意識が変わった。
小森さんや来てくれた武者の方に何回も何回も、うざいくらい質問した。オフの日は、毎週のように武者に行った。練習以外の時間は、ずっとフェイスの動画を見て研究していた。
ただひたすら、この生活を続けていたら、関東決勝と全国のボックスに入ることができた。
出場はなかったけれど、Aのボックスに入れたことで今までの自分の行いが全て報われたように感じた。同時に、来年こそAの試合に出場するのだと決意した。
今シーズンの話をします。
Aチーム1枚目。
はじめは納得していなかった。
なおちゃんが怪我をして、繰り上がっただけ。実力じゃない。そう思っていた。
六大学戦前までの練習試合で結果を残すことが出来ず、周りからこう言われた。
『フェイスが課題だ。』
『フェイスが勝ってポゼッション取らなきゃ話にならない。』
『グラボにさえしてくれればいい。』
『グラボにするだけなら永瀬でもできるじゃん。』
悔しかった。フェイスオファーの存在意義が失われたように思えた。誰も自分に期待していなかったのだろう。
そりゃそうだ。ほとんど試合経験がない、実績もない選手を誰が信頼するだろうか。
六大学戦、そしてスーパーカップ。
何がなんでも結果を残さなければと意気込んでいた。毎試合緊張で吐きそうだった。
まだまだ課題は山積みだったけれど、最低限の結果を残すことができた。
先輩たちが褒めてくれたこともあった。同期たちが大袈裟なくらいたたえてくれたこともあった。
この結果は全て、自分をさらに成長させてくれたコーチである栄作さんのおかげだと思う。
リーグ戦に向けて。
なおちゃんは肩に爆弾を抱えているし、みくちゃんも腹に爆弾を抱えているようなもの。
俺がやるしかない。
俺がチームを勝利に導く。
フェイスオファーの価値を証明して魅せる。
その準備はしてきた。
日本一へ。GRIT🍊
次は、守護神まがりです。
ラクロス部内で「まがり」と呼ばれ続けた結果、最近ラクロス部以外の初対面の人に自己紹介する際、本名の「たかひろ」と「まがり」のどちらで通すか迷ってしまうそうです。
余談
「A1学生オールスター」
「開幕戦初得点」
この前の学年ミーティングでみんなと話し合ったリーグ戦の個人目標。
我ながら大口を叩いたなと思う。
期待してね。