昨日の晩御飯は石狩鍋だった。

実は鮭は、寿司で食うぶんには、

問題ないのだけど、

煮たり焼いたりすると、苦手になる。

というわけで、ジャガイモばっかり食ってましたw

ところで、「石狩」という地名が、

なぜそう付いたか、ご存知だろうか?

もともと、「石狩」は伊能忠敬が残した、

メモが発端だといわれている。

今から200年くらい前、

1800年ごろ、伊能忠敬が、

政府の支援ではじめた日本の測量旅行で

蝦夷(当時の北海道)を旅していた時、

現在の石狩市の石狩川上流で、

川魚の漁をするアイヌ人と遭遇した。

その漁の技法というのが、変わっていた。

小川の中の大きな石が見えている場所で、

その石にめがけて大きな石を

強くぶつけるというものだった。

大きな石に加わった衝撃は、水中にまで伝わる。

「音」や「衝撃」というのは実は、

空気中より水中のほうが伝わり安い。

つまり、その衝撃によって、

石の下や石のそばにいた魚が、

ビックリして気絶し、浮いてきたところを、

つかまえるというものだ。

伊能忠敬はその漁を見て、

面白いから覚えていようと思った。

自分の持っていた帳面に、

石で漁をするという意味で、石狩とメモした。

ところが、ほかの地域でも同じ漁法を行う場所が

結構あるのを見て、最初の感動が冷えてしまい、

江戸に戻ってくる道中で、そのことをすっかり忘れ、

江戸に着いた時には、そのメモが何を意味しているのか、

完全に失念してしまったのだ。

ただ、現在の石狩市の辺りで書いたことだけは、

ほかのメモからも見て取れたので、

きっとこれは地元の人間から聞いた

地名だったのだろうということで、

幕府に報告したのが、石狩の始まりだったのだ。

日本では、現在はその方法での漁は

法律で禁止されている。

というわけで。今日はエイプリルフールですなw