普段韓国映画を観るときは、
吹替じゃなく、字幕で観るんだけど、
難しい政治や軍事用語がバンバン飛び出してきそうなんで、
字幕も音声も追いきれないだろうと判断。
やっぱ、同じアジア人顔で、口の動きと音声がズレてると、
違和感がある(^^;
あと声優陣が西洋人吹替になれてるせいか、
イントネーションというかテンポにも違和感。
映画の話としては、
韓国の軍幹部チョン・ドファン(映画ではチョン・ドゥガン)が
中心になって起こした粛軍クーデターという実話に、
フィクションを交えたという感じ。
「ソウルの春」とは、パク・チョンヒ大統領が暗殺された報道と、
政治犯の釈放によって、韓国が
「軍政から、民政に変わるってことか?」
と期待した瞬間から、
粛軍クーデターで、やっぱ軍政のままでしたと解るまでの、
期間のことらしい。しかも時期は春ではなく年末。
パク・チョンヒ大統領暗殺に関しては、
暗殺者には特に政治的動機があったわけではなく、
保身というか、むしゃくしゃしてやった。
という感じらしい(裁判では「民主主義回復のため」とか言ってたらしい)。
民主主義化と言えば聞こえはいいけど、
当時の韓国でのそれは、共産化と同義語に響いた人は多かったと思われる。
チョン・ドファンが大統領に就任する時の選挙結果を見ても、
そう読めると思う。
実際、民主化後の韓国での金大中から始まる、北への融和政策が、
北朝鮮の核配備を実現する資金調達に使われたわけだし。
まあ、とはいえ、粛軍クーデターのやり方は、
なかなかにあの地域の、あの地域らしいやり方ではあったようで・・・。
上映時、チョン・ドファンやそのやり方は、
だいぶ悪人のように描かれているので、
当然のように、右派保守陣営から、猛反発があったようだけど、
対抗するようにイ・スンマンの功績に焦点を当てた
ドキュメンタリー映画『建国戦争』を作って
これも大ヒットしたとかあるんだけど、
イ・スンマンもたいがいな人じゃん(^^;
「目的達成のためなら、手段は選ばない!」というの、
どっちもどっちよね(^^;
因みに、パク・チョンヒ暗殺時、
巻き添えで、パク・チョンヒ以外にも、
5人が射殺されてるので、
その混乱の最中の軍同士がぶつかった粛軍クーデターの方で、
死亡者が二名に留まったのは、逆に凄いのかもしれない。
ある意味、本当に撃ち合うということを知ってる軍人だからこそ、
引き金が重かったともとれるか?
クーデター阻止に奔走したチャン・テワンは、
当時少将まで昇進していたが、
事件後、予備役に降格されて二等兵にされたらしい。
で、ちゃっかり金大中大統領時に
国会議員になって政治にかかわったが、
直ぐに引退している。親族も割と悲惨な末路。
映画には、元軍人で陸軍の准将までした人が、
俳優に転進して、少将役で出てたらしく、
軍隊を辞めて出世したと同輩からいじられてるらしいw
因みに因みに、パク・チョンヒ暗殺時に、
同席していたために射殺されたチャ・ジチョルは、
パワハラにブチ切れてたので、暗殺者が撃ったらしい。
「やつはついで」と裁判で言ってたらしい。
パワハラはほどほどに・・・
(暗殺実行犯の名前を書いてないのは、あえてです)