「コスタリカの奇跡 ~積極的平和国家のつくり方~」
な~んてすっとぼけた映画が上映されるらしい。

軍隊を無くして、
その予算を福祉に回したって筋立てのようだけど、
これ、スイスの永世中立で戦争しない国
(実際には、寄らば撃つの国)とか、
北欧の福祉充実
(実際には所得の半分が税金で持ってかれる)とか
の話と一緒で、
「軍備放棄って素敵~!」
とかいって喜んでいる人は、
もうちょっと事情をちゃんと
調べてからの方が良いと思うのよね。

警察予算が隣国ニカラグアの軍事予算の3倍と聞いたら、
どう思います?って話。
しょっちゅう軍事クーデター起こされてる
コスタリカが「軍」という組織を嫌うのは、
まあ、当然んの流れで、
それでも、国の守りに警察を
軍隊並みにしておくというね。

元々の国家予算が、
大きな戦艦や戦車、戦闘機に維持費込みで
割けない状況では、
軍の維持より警察力の強化の方が現実的だし、
麻薬戦争に対しても(取り締まりというより、市場管理?)、
そっちの方が合理的だからねぇ~。
軍隊無くしたハイ平和~って思うのは、
早とちりもいいとこですぜ。