なかなかに刺激的なタイトルなんで、
表紙だけ見てアレルギーを
起こす人もいるだろうて。

実際、内容も攻めていて、
人の生死まで含めて、
冷徹に戦争を語っているので、
手には取ったが
読んでられなくなる人もいるかも。

でも、これは平和を考える上での
必読書だと思う。

攻めるための戦争は悪でも、
攻撃してくる相手から
守るための戦争は、
悪だと言えるのか?
という問すらも、
拒否する平和主義者には
なかなか理解が
及ばないだろうとは思うけど。

戦争のチャンスを潰したがために
終わらない戦争の実例が
いくつか書いてあって、
なるほどなぁ~と思わされる。
この本では言及されてないけど、
朝鮮半島の南北問題だって、
当事者ではない国家の
介入で、ややこしくなって、
介入国の思惑で、膠着状態になり、
北側の人はそれがために
独裁王朝の犠牲に
なっているわけでもあるしなぁ。