突っ込みどころ満載で、

読んでいて恥ずかしくなる
内容でした(^^;

 

地層の話。

地層が洪水によって
一気にできたモノなら、

必ず水平に堆積したはず。

が、それでは
フォルンヘルス断層などの
傾斜した断層が有るのは

どういう事だろうか?

垂直に立っている
断層も存在する。

全然説明できていない。

一機に堆積が起こったのなら、

ヒマラヤやアルプス
などの高山は

どうやって形成された
というのだろう?

グランドキャニオンの地形が
数千年でできるとでも?

 

化石の話。

化石は、何処にでも
いたるところで
見つかる訳ではない。

条件が揃った場所でしか
発見されない。

仮に地層が一機にできたことで
化石が出来たのなら、

年代別の発見は
むしろ起きにくいように思う。

走るのが早い
人間ばかりではないし、

死んだ人間は
歩くことすらできない。

ということは逆に、
恐竜や古生物より深い場所で

人間の化石が見つかっても
不思議は無いはず。

 

また海洋生物のほとんどは、

滅びることなく現在も
生き残っていても
不思議は無いはず。

少なくとも僕は
アノマロカリスの
生きた写真を見たことは無い。

 

彗星の話。

オールトの雲で
説明できてしまう。

この本の説明では、
地球がなぜ太陽系の
三番目の惑星なのか?

金星その他の惑星の
大気の説明もしてくれない。

そして太陽系が
銀河の片隅に
位置しているのか、

天の川銀河以外の
銀河が何故存在するのか?

太陽と同じ恒星、
太陽の数百倍の
大きさの恒星が

何故存在するのか、

それらにも惑星が
随伴している理由。

それら惑星や惑星の
衛星のいくつかには

存在する液体(海)について
なにも説明できない。

 

ノアの箱舟の件。

あのサイズで、
世界のすべての動物を
つがいで収容は無理。

そもそも40日40夜分の
餌はどうやって確保するのか?

肉食の動物もいるのに?

動物は極限状態になると
冬眠状態になる。

という説もあるが、
もしそれが起こったとしても、

やはり世界の動物を
乗せきるスペースは

確保できるわけがない。

という問題は残る。

また、仮に
もし仮に乗せることが
出来たとしても、

アララト山の標高は
5000mを越える上に

決してなだらかな山じゃない。

動物の中には、
山を下りれないモノもいるはず。

仮に、仮に降りれたとして、
解放後、

子供を産む前に肉食系動物が

他の草食系動物の
つがいの片方を
食ってしまったら、

その動物はその時点で
絶滅。ということになる。

そして、肉食系動物も
食べるものが無くなって、絶滅。

人間が利用する家畜なんて
存在しないことになる。

そもそも、40日40夜
豪雨になるだけの水蒸気の層が

空に合ったという話に
無理があるし、

仮にあったとしたら
かなりの濃度になるはずなので、

太陽光がまとものに
大地まで届かないことになる。

そんな中で植物が
育つとは思えず、

植物が育たなければ
草食系動物は生存できず、

当然、草食系動物を
餌とする肉食系動物も
存在しない。

 

さらに問題なのは、
この本で地球の創生で、

海はほぼ最初から
今の状態にあったという説だ。

ということは、
大洪水の雨はそれに

かてて加えて地上にあふれた
ということになるのだが、

その水たちは、
何処に引いて行ったのか?

引く場所は、
海か空に戻るしかないが、

海はすでに海の水で
いっぱいだし、

今現在、空に大量の水蒸気が

層をなしている
という事実はない。

水蒸気の層が空に有ったので、

温室効果が有った風な
書きようだが、

世界の全陸地を
水没させるほどの量の
水が水蒸気状態で

本当にそんなものが
空に有ったら、太陽光が
遮られるので、

地表に太陽熱が届かず、
むしろ氷河期と同じ状態になる。

その空の水蒸気層が
無くなれば太陽光が
地上に届くので、

むしろ、地表は熱せられて、
氷河期は来ない。温かくなる。

またまた仮に、
氷河期が一機に発生して、

一瞬でマンモスが
氷に閉じ込められたのなら、

マンモスは象と同じで
群れで生きる習性があったので、

一匹発見されたら、

その近辺で無数に
発見されるはずだが、

そうなっているのか?

 

マンモスだけじゃなく、

様々な動物が氷漬けに
なっているはずだが、

そうなっているのか?

いやいやちょっと待て?

そもそも、洪水が起こって
いるのだよね?

悠長に草を食っているか?

 

月の位置。

「計算上15億年
さかのぼるだけで、

月は地球にくっついて
しまうのです。」

というのはどこから
出てきた数字だ?(^^;

今の月と地球の距離は
約三四万km。

月は地球から
毎年三cm離れて行ってるから、

一億年では三千km
離れていることになる。

この三千kmを
40倍したところで、一二万km。

どう計算したら、
一五憶年遡ると
地球にくっつくのか?

滅茶苦茶な数字を
引っ張り出して、

適当な事を書くのは
止めていただきたいものだ。