令和5年版 “10分”でわかる統計問題対策 | 保坂つとむの宅建合格塾

令和5年版 “10分”でわかる統計問題対策



有料メルマガアイコン
※ 保坂つとむが制作する宅建受験者向けの総合メールマガジンです。このアイコンをクリックすると、発行サイト(まぐまぐさん)の案内ページに入ることができます。初月無料なので、来年受験予定の方は、ぜひお試しください!




メルマガ掲載時代から通算して,14年連続となる当ブログの定番となりますが,今年も宅建試験前“最後”の記事は,「統計問題対策」となります。
(おかげさまで,過去の13年間(計14回の宅建試験)は,すべてこの記事で解答できる統計問題が出題されていま~す。令和5年度も当てに行くぞォ~!)
 ↓
 ↓
 ↓
統計問題の対策ですので,“一部科目免除者(いわゆる5点免除者)”の方は,この記事は,“パス”しちゃってください。
 ↓
統計問題対策は,基本的に“増えたか・減ったか”を把握すればOK! 細かい数字を覚えるのは,余裕のある方だけにしましょう。
 ↓
効率よく学習して…1点ゲット!
 ↓
 ↓
 ↓
というわけで,この記事は“スマホ・タブレット”などを利用して,試験会場に向かう電車内での“お供”にご利用ください。
(ただし,車で試験会場に向かう人は,運転しながらは絶対に見ないで! 危ないゾォ\(◎o◎)/)



今回が,
令和5年度宅建受験生向けの“最後のブログ記事”です。
いままで,このブログが役にたったよォ~という方は,
ぜひぜひ応援のワンクリックをお願いいたします(*^▽^*)。
   ポチッ↓↓↓


人気ブログランキングへ



“10分”でわかる統計問題対策(令和5年版)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【地価公示】


● 令和5年3月公表の「地価公示」によれば,令和4年1月以降の1年間の地価は?
 ↓
全国平均(全用途) …… 2年連続の“上昇”(上昇率は拡大
 ↓
全国平均(住宅地) …… 2年連続の“上昇”(上昇率は拡大
 ↓
全国平均(商業地) …… 2年連続の“上昇”(上昇率は拡大
 ↓
全国平均(工業地) …… 7年連続の“上昇”(上昇率は拡大


● 3大都市圏では?
三大都市圏平均では,全用途平均・住宅地・工業地は,東京圏・大阪圏・名古屋圏のいずれも2年連続で“上昇”し,上昇率が拡大した。
 ↓
商業地は,東京圏・名古屋圏で2年連続で“上昇”し,上昇率が拡大するとともに,大阪圏では3年ぶりに上昇に転じた


● 地方圏では?
地方圏平均では,全用途平均・住宅地・商業地のいずれも2年連続で“上昇”し,上昇率が拡大した。
 ↓
工業地は6年連続で“上昇”し,上昇率が拡大した。
 ↓
地方四市(札幌市、仙台市、広島市、福岡市)では,全用途平均・住宅地・商業地・工業地のいずれも10年連続で“上昇”し,上昇率が拡大した。
 ↓
その他の地域では,全用途平均・商業地は3年ぶり,住宅地は28年ぶりに“上昇”に転じた。工業地は5年連続で“上昇”し、上昇率が拡大した。


新型コロナの影響で弱含んでいた地価は,ウィズコロナの下で,景気が緩やかに持ち直している中,地域や用途などにより差があるものの…
 ↓
都市部を中心に上昇が継続するとともに,地方部においても上昇範囲が広がるなど,コロナ前への回復傾向が顕著となった。


…といった感じで,今年は,昨年同様“全面高”の状態になっているね(^^;

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【新設住宅着工戸数】


● 令和5年1月公表の「建築着工統計」によれば,令和4年(令和4年1月~12月)の新設住宅着工戸数は?(注:年計…年度計ではない!
 ↓
総戸数 …… 2年連続の“増加(0.4%増)”
 ↓
持家 ……… 昨年の増加から再びの“減少(11.3%減)”
 ↓
貸家 ……… 2年連続の“増加(7.4%増)”
 ↓
分譲住宅 … 2年連続の“増加(4.7%増)”
マンションは, 3年ぶりの“増加(6.8%増)
一戸建住宅は, 2年連続の増加(3.5%増)


こちらは,持家の“一人負け”状態だなぁ~💦
(これだけ物価が高騰すると,そう簡単には家は建てられない…ってことかな ^^;)
 ↓
ちなみに…
上記のうち冒頭の総戸数の具体的な数値は,約86万戸(覚え方:倉庫(総戸)でハロー!),前年比0.4%増となっているが…
 ↓
持家の大幅減(1割超の減少)の影響で,新設住宅着工床面積は,昨年の増加から再びの“減少”となっている。
 ↓
さらに…
建築工法別では,プレハブツーバイフォーともに,昨年の増加から再びの“減少”となっている。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【法人企業統計(売上高&利益)】


● 令和3年度の「法人企業統計年報」によれば,不動産業の売上高&利益は?
 ↓
売上高 ……… 前年度比 9.6%増,3年ぶりの“増加
 ↓
営業利益 …… 前年度比 19.1%増,2年連続の“増加
 ↓
経常利益 …… 前年度比 13.1%増,2年連続の“増加


ちなみに…
不動産業の売上高営業利益率&売上高経常利益率も,“不動産業は全産業平均より高い”ようである。
(令和3年度で,売上高営業利益率が11.1%全産業平均の3倍,また,売上高経常利益率が12.5%全産業平均の2倍超の数値となっている!)
 ↓
つまり…
不動産業はメッチャ儲かる産業だってことね。
(ん~,あやかりたいねぇ~・・・笑)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【土地取引件数】


● 令和5年版の「土地白書」によれば,土地取引(売買による所有権移転登記)は?
 ↓
令和4年の全国の取引(登記)件数 …… “ほぼ横ばい”で推移
 ↓
約130万件となっている。
(覚え方:ダパンプのイッサに礼!(130)
 ↓
土地取引の件数がほぼ横ばいということは,“宅建業者数”はどうなのか…が気になるな。。。これについては次コーナーを見てね(^_-)-☆


● 令和5年版の「土地白書」によれば,国土法の届出は?
 ↓
国土利用計画法の事後届出の面積&件数は,令和4年は,いずれも前年より増加した。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【宅建業者数&監督処分件数】


● 令和5年版の「国土交通白書」によれば,宅建業者数の推移は?
 ↓
令和3年度末(令和4年3月末)の宅建業者数 …… 8年連続の“増加
 ↓
ん~,取引件数はほぼ横ばいなのに,不動産屋さんの数は順調に増えてるのかぁ~( ̄▽ ̄;)
ってことは,宅建士の需要も高まり,我々宅建講師の仕事も増える・・・ってか! アハハ,失礼スマスタ💦
 ↓
ちなみに…
令和3年度末における宅建業者数は,約12万9千業者(128,597業者)となっている。
(覚え方:不動産屋はいい肉(12.9)を食べる!?


● 不動産業は,全産業の売上高の3.4%・法人数の12.8%(令和3年度)を占める重要な産業の1つとなっている。


● 令和3年度の監督処分件数162件,免許取消処分93件・業務停止処分27件・指示処分42件で,ナント免許取消処分最も多くなっている。
 ↓
ようは,いきなり“免取”ってケースが多いっちゅうことね。
(こらっ,不動産屋さんは信用第一ですよォ。誠実に仕事しなさ~い!)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【ま・と・め】


いやぁ~,それにしても今年は完全にコロナの影響から脱却・・・て感じの様相になったなぁ。
 ↓
そんじゃぁ,ちょっくらまとめてみまひょか f(^o^;)。
 ↓
結局,“上昇・増加”したのは何だ?
● 地価公示
● 新設住宅着工戸数(持家以外)
● 不動産業の売上高・利益
● 宅建業者の数

 ↓
ほぼ横ばい”なのは?
● 土地取引件数
 ↓
これに対して,“下落・減少”となったのは?
● 新設住宅着工戸数(持家)
● 新設住宅着工床面積

 ↓
 ↓
 ↓
ん(@_@;)?,今年は,メッチャ覚えやすい年だぞ!
 ↓
冒頭でも述べたが,細かいことは覚えなくてもOKなので…
 ↓
持家減った土地取引横ばいあとは全部増えた(笑)”・・・これだけでも無理やり覚えて,なんとか,統計問題を乗り切ってしまおう。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
“10分”でわかる統計問題対策は…ここまで!






【制作・著作】
たっけんコム(http://www.takken.com/)代表 保坂つとむ

※ 記事の内容に関する質問は、受け付けておりません。
※ 記事を許可なく転載・複製することを禁じます。